トム・ハンクスが告白「出演作のなかで傑作は4本だけ」
2022年9月30日 11:30

すでに100本近い映画に出演している人気俳優のトム・ハンクスが、「本当に素晴らしい出演作」はわずか4本しかないと、驚きの告白をした。
ハンクスといえば、1984年の「スプラッシュ」(ロン・ハワード監督)からハリウッドの主演俳優として活躍しており、「フィラデルフィア」と「フォレスト・ガンプ 一期一会」でアカデミー賞主演男優賞を受賞。「ビッグ」「プライベート・ライアン」「キャスト・アウェイ」「幸せへのまわり道」でもノミネートされており、人気と実力を兼ね備えたアメリカを代表する俳優の一人だ。
このたび、初の長編小説「The Making of Another Major Motion Picture Masterpiece(原題)」を脱稿したハンクスは、米ピープルの取材を受けた。小説はスーパーヒーロー大作の舞台裏と、その原作となったコミックの物語で、自身の映画界での経験を大いに参考にしているという。
ハンクスは「映画がどのように作られるのか、実は誰も知らない。みんな知っていると思っているだけだ」とコメントし、「私はたくさんの映画──ちなみに、そのうちの4本はかなり良い出来だと思う──を作ったが、いまでも映画が出来あがっていくプロセスには驚かされる。アイデアのひらめきからスクリーンに映像が映し出されるまで、すべてが奇跡なんだ」と明かす。
さらに、映画作りは「世界で最も素晴らしい仕事であり、私が知る限り最も困惑させられる労働でもある」とも発言している。
ハンクスといえば、バズ・ラーマン監督の「エルヴィス」でマネージャーのパーカー大佐、ロバート・ゼメキス監督の「ピノキオ」でゼペットじいさんを演じるなど、役者として精力的に活動している。
なお、ハンクスは自身が傑作だと思う出演作4本のタイトルを明かしていない。
「The Making of Another Major Motion Picture Masterpiece(原題)」は、2023年5月9日にアメリカで出版される。
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