トム・ハンクス、“あの相棒”を従え始球式に登場
2022年4月19日 18:00

Photo by Jason Miller/Getty Images
アカデミー賞2度受賞の名優トム・ハンクスが4月15日(現地時間)、米オハイオ州クリーブランドのプログレッシブ・フィールド行われたMLBクリーブランド・ガーディアンズの開幕試合に特別ゲストとして登場。粋なサプライズで観客を沸かせ、話題をさらっている。
ハンクスは、ハリウッドスターとなる以前の1970年代、地元のグレート・レイクス・シェイクスピア・フェスティバルでインターンとして働いていたことがあり、以前から熱烈なクリーブランド・ファンであることを自他ともに認めている。昨年夏に同球団がクリーブランド・インディアンズからクリーブランド・ガーディアンズへとチーム名を変更した際にも、公式発表イベントに参加していた。
ガーディアンズにとって今季初のホームゲームとなる対サンフランシスコ・ジャイアンツ戦に始球式のピッチャーとして登板したハンクスは、2000年の映画「キャスト・アウェイ」で“共演”したバレーボールのウィルソンを抱えて登場。マウンドに上がったハンクスは、片面に血の手形で描かれたあの顔が、もう片面にはガーディアンズの新たなチームロゴがプリントされたウィルソンを高々と掲げ、地元ファンからの喝采を浴びた。
飛行機事故に遭い無人島に漂着した男の生き残りをかけた孤独な日々を描いた同作のヒットにより、世界一有名なバレーボールとなったウィルソンだが、この日はリモコン仕掛けにアップグレードされていた模様。コロコロと動き回り、その度にハンクスがマウンドに連れ戻すという愛嬌たっぷりのミニコントを披露した。
試合は1対4でガーディアンズが敗れる結果となってしまったものの、サービス精神旺盛なハンクスとウィルソンの久々の再会は、観客を大いに楽しませたようだ。
(映画.com速報)