堀田真由の生涯ベスト映画、最近感銘を受けた作品は?【あの人が見た名作・傑作】
2022年8月28日 20:00

映画を見に行こうと思い立ったとき、動画配信サービスで作品を鑑賞しようとしたとき、何を見れば良いのか分からなかったり、選択肢が多すぎて迷ってしまうことは誰にでもあるはずです。
映画.comで展開する新企画「あの人が見た名作・傑作」は、そんな皆さんの映画選びの一助として、映画業界、ドラマ業界で活躍する著名人がおすすめする名作、傑作をご紹介するものです。第14回は、「オカルトの森へようこそ THE MOVIE」に主演した堀田真由さんです。


堀田:わたしは「レディ・バード」がすごく好きなんです。地元の滋賀から夢を追いかけて上京した自分と重なる部分があって……。家族に対して、近くにいるとなかなか「ありがとう」の一言が出て来なかったりしますが、外に出てみて初めて地元の良さが分かる部分ってあるじゃないですか。劇場で観て、そういう自分とリンクする部分に触れて、すごくいいなって思いました。
堀田:多くの方がそのように感じているのかもしれませんが、映画を観ているとどこか自分の人生と写し鏡のように感じたりすることがありますよね。コロナ前の映画館でわたしは鑑賞したのですが、自分自身すごく悩んでいた時期だったので、主人公のクリスティンとかぶる部分があって心を掴まれました。その後、配信が始まった時にも観ているので、本当に好きなんでしょうね。
堀田:自分が出ている作品でもいいですか? 平松恵美子監督の「あの日のオルガン」という作品は、私が10代の頃に京都で撮影した作品で、平松さんに本当に色々なものを引き出していただいたんです。当時、泣く演技が全くできなかったのですが、何度も何度も粘って待ってくださいました。
現代の作品ももちろん素敵だと思いますが、時代劇を含めて日本で実際にあったことを後世に残し、伝えていく作品って、日本人としてとても大事だと感じています。戦時中に子どもたちを守るために戦った保母(保育士)さんの姿を通して、女性の強さが出ていて好きな作品なんです。



堀田:ちょうど昨日、橋本愛さん主演作を韓国でリメイクした「リトル・フォレスト 春夏秋冬」を観ました。主人公がソウルで夢破れ、故郷に帰って来るのですが、春夏秋冬の季節を味わいながら色々なご飯を作り、故郷の良さを改めて知っていく……という作品なんです。
わたし自身、そういう作品が好きなんでしょうね。なんだかホッとするんです。コロナ禍で大変な状況が続くなか、育った土地って自分を支えてくれる場所だなと思うので。食事のシーンもすごく魅力的に映し出されていて、日常生活を豊かにするというのは本当に大事だなって思いました。映像も綺麗で、主演のキム・テリさんの自然なお芝居も素敵でした。


堀田:アミューズの新人発掘イベント「オーディションフェス2014」に応募したときに頂いたのが、WOWOWドラマ賞でした。デビューのきっかけをくださったのがWOWOW。今回に限らずWOWOWの作品は大好きですし、個人的にはホームに帰ってきた……みたいな感じで臨むことが出来ました。
主演というのは、やりたくて出来るものではありません。当初はホラーに苦手意識を持っていましたから悩みもしましたが、誰もが経験出来ることではないので頑張って演じました。
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