「炎のデス・ポリス」新米警官演じたアレクシス・ラウダーが役作りを語る「常に銃のレプリカを手にして…」
2022年7月15日 18:00

「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」のジョー・カーナハンが監督を務める「炎のデス・ポリス」が、7月15日から公開された。ジェラルド・バトラー扮する殺し屋ら“ゲス男”たちに立ち向かう正義感の強い新米女性警官ヴァレリーを演じたアレクシス・ラウダーがオンライン取材に応じ、撮影の様子などを語った。

ある夜、砂漠地帯にたたずむ小さな警察署に、暴力沙汰を起こした詐欺師テディ(フランク・グリロ)が連行されてくる。マフィアのボスに命を狙われているテディは、避難するためにわざと逮捕されたのだ。しかし、マフィアに雇われた殺し屋ボブ(バトラー)が泥酔した男に成りすまして留置所に入り込んだ。新米官ヴァレリー(ラウダー)の活躍によってボブのテディ抹殺計画は阻止されるが、さらなる刺客としてサイコパスのアンソニー(トビー・ハス)が現れ、署員を次々と血祭りにあげていく。

現在25歳のラウダーは、「ブラック・パンサー」「ハリエット」「トゥモロー・ウォー」などに出演。本作では元軍医の新米警官ヴァレリーを好演し、小柄で華奢な外見からは想像もつかないガンプレイを披露している。

劇中のクールな印象とは異なり、元気に「コンニチハ!」と挨拶してくれたラウダー。「ヴァレリーは強い女性を体現しているので、演じるチャンスがあってすごく嬉しかったです。オーディションのチャンスをいただけただけでも嬉しかったのですが、素晴らしい役者の皆さんと一緒に撮影できたことも光栄でした」と振り返る。
紅一点となったが、バトラーらと一緒だった撮影現場ではさまざまな学びがあったそうで、「いろんなことを教わりましたが、みんな私にそれを押し付けることはしませんでした。私のことを新人ではなく、アーティストとして尊重してくれました。ものすごいスターの皆さんが“同僚”として接してくれたので、現場で自分の小ささを感じることはなかったんです」と感謝する。

見どころの一つであるアクションについては「アトランタで銃の練習をしたり、スタントチームと一緒にリハーサルを重ねたりして、私のスタントダブルの方ともどういう風に見えてほしいかを話し合いをしました。特に銃の練習は本当に大変で、家にも銃のレプリカを持ち帰り、歯を磨いているときやテレビを見ているときも常にレプリカを手にして慣れるようにしました」と明かす。

ヴァレリーは元軍医という設定だが、ラウダー本人も俳優の前は医者を目指していたそう。俳優の道を歩んだきっかけは高校時代にあるといい、「授業の評価で楽にAをとろうと思って演技のコースを選択したら、演技とストーリーを語ることに恋をしてしまったんです。そこから人生の計画を全部変えて、理系のコースを選択していたので学部も変更しました。その授業ではモノローグを演じるシーンがあったのですが、演技の経験がなかったので大胆な動きをしていたと思います。枯葉のように震えてもいましたが、言葉が自分の中から出てくる感じがして、そのときに演技の魅力を感じました」と、“恋”に落ちた瞬間を明かす。
「最初は本当に演技が下手だったので、舞台をちゃんとやってもっとうまくなりたいと思ったんです」と話すラウダー。今後は映画のほかアップルの新作などテレビシリーズへの出演も決定しており、本作をきっかけに日本でもファンが急増しそうだ。

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