ニコラス・ケイジ、B級映画への連続出演で借金完済
2022年3月25日 11:00

米テキサス州オースティンで行われたサウス・バイ・サウスウエストでプレミア上映された「The Unbearable Weight of Massive Talent(原題)」が好評の米俳優ニコラス・ケイジが、多額の借金を完済していたことを米GQの取材で明らかにした。
ケイジは、「リービング・ラスベガス」(1995)でアカデミー賞主演男優賞を受賞。その後、人気プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーがアクション映画「ザ・ロック」(96)の主役に抜擢したことをきっかけに、「コン・エアー」「フェイス/オフ」「60セカンズ」「ナショナル・トレジャー」といったハリウッド大作のスターとなった。同時に、「シティ・オブ・エンジェル」(98)、「救命士」(99)、「アダプテーション」(02)など、幅広い作品で活躍している。
だが、「魔法使いの弟子」(10)や「ゴーストライダー2」(11)といった大作が立て続けに興行で失敗すると、ハリウッドからのオファーが途絶えることになる。その間、浪費で1億5000万ドルもの資産を失ったうえに、米国税庁から630万ドルの固定資産税納付の催促状が届いていた。友人が自己破産をすすめるなか、ケイジは借金返済のためにB級映画に積極的に出演することを選択したという。
「1年に4本の映画を立て続けにこなしていたときも、全力を尽くせるだけの何かを見つけていた。すべての作品がうまくいったというわけじゃない。『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』のようにうまくいったものもあるが、うまくいかなかったものもある。だが、いい加減な仕事をやったことは一度もない。もし、私に関する誤解があるとすれば、この点だ。ただ仕事をこなしていて、こだわりをもっていないという……。私はこだわりをもって仕事をしていた」
そして、「The Unbearable Weight of Massive Talent(原題)」への出演が決まった1年半前に、すべての返済を完了したという。同作は、借金苦に悩む映画スターのケイジを、ケイジ自身が演じるコメディ映画。高額ギャラと引き替えにある富豪(ペドロ・パスカル)の誕生日パーティーへの出席を了承したことで、さまざまなトラブルに遭うというストーリーで、米映画批評比較サイトのRotten Tomatoesでは現時点で100%の高評価を獲得している。本作をきっかけに、ケイジが再びハリウッド映画の主演俳優に復帰する可能性もありそうだ。
「The Unbearable Weight of Massive Talent(原題)」は、4月22日に全米公開される。
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