華やかな銀幕での姿、父との確執、愛に餓えた苦悩……ドキュメンタリー「オードリー・ヘプバーン」予告編
2022年2月24日 12:00
銀幕で数々の名作を残した大スター、オードリー・ヘプバーンの長編ドキュメンタリー映画「オードリー ・ヘプバーン」の予告編が公開された。
今もなお、人々にインスピレーションを与え続け、時代を超えて愛されるオードリー・ヘプバーン。一世代に一人と言われた圧倒的な美貌、そしてハリウッド黄金期の伝説的スターと称された彼女が歩んできた、知られざる人生を紹介。幼少期に経験した父親による裏切り、ナチス占領下のオランダという過酷な環境で育った過去のトラウマ、奪われたバレエダンサーへの夢、幾度の離婚……。映画では、過去の貴重なアーカイブ映像とともに、近親者によって語られるインタビューによって、これまで隠されてきたオードリーの一人の女性としての姿を映し出す。
予告映像では、ハリウッド黄金期の伝説的スターとして華々しく輝くオードリーの姿が映しだされる一方で、父との確執や、愛に餓え苦悩を抱えていた彼女の“秘密”が少しずつ明かされていく。「彼女の最大の秘密は愛に餓えていたこと」「父親が突然去ってしまい、愛してもらえなかった」と、スターとしての輝かしい映像とは対照的な、悲痛な言葉が続く。そして晩年、生涯を捧げたユニセフ国際親善大使としての活動へと身を投じる姿が映される。これまで「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「マイ・フェア・レディ」「ティファニーで朝食を」など、オードリー・ヘプバーン出演作の多くで日本語吹き替えを担当してきた、池田昌子氏が予告映像のナレーションを務めている。
5月6日から、TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国公開。
「許されざる者」の吹替スタジオでオードリー・ヘプバーンを大画面で観た時、暫く観とれて台詞が出ませんでした。「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「戦争と平和」などなど、いつもドキドキしていました。
ユニセフ親善大使になった時のニュース映像のヘプバーンは戦争で破壊されたエチオピアの大地を化粧もせずジーパンで走り回っていました。孤児院で笑みを浮かべて小さい子供を抱きしめるヘプバーン、映画とは全く違う姿に本当のヘプバーンを見た気がしました。「オードリー・ヘプバーン」を是非ご覧ください。