許されざる者(1960)
劇場公開日:1960年10月6日
解説
テキサスの平原で牧場を営むザカリー一家。その養女レイチェルがカイオワ族の娘であるという噂が広まる。牧場を切り盛りする長男のベンは真相を突き止めようとする。やがて事実が母親によって明るみになるが、ザカリー家は孤立し、さらにレイチェルを奪還せんとカイオワ族が攻めてくる。ベンたちはそれに立ち向かうが……。オードリー・ヘプバーンにとって最初で最後の西部劇出演作。
1960年製作/125分/アメリカ
原題:The Unforgiven
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
ネタバレ! クリックして本文を読む
前半は、広大な景色や逞しいカウボーイ、美しい馬たち、古い西部の時代を垣間見ることが出来てそれなりに楽しい。
しかし後半は、インディアンを殺しまくるシーンが続く。最終的にレイチェル(オードリーヘップバーン)がインディアンのところへ帰ることはなく、ただただインディアンが虐殺されて終わる。
学生の頃、ネイティブアメリカンに興味があって写真集や詩集、ルポなど何冊か持っていた。ネイティブアメリカンにも色んな顔つきの人がいて、目がパッチリ大きくて鼻筋の通ったヘップバーンみたいな顔立ちの人もいる。でも、オードリーヘップバーンは父親はオーストリア系、母親はオランダの貴族?出身。出自も役柄もノーブルなイメージが強い女優さん。だから余計に野蛮なイメージで描かれるインディアンというのは違和感あるかもしれない。
ちなみに、本当はクリント・イーストウッドの「許されざる者」を見るつもりで鑑賞しました。開始早々、目が点になってしまった。
2017年3月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
そもそもの設定に無理があり、ストーリーも強引、良品とは言えないが退屈はしなかった。
2015年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
総合40点 ( ストーリー:30点|キャスト:60点|演出:50点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
アメリカ先住民が襲ってくるかもしれないというまだまだ開拓時代の不安定さと彼らに対する嫌悪感を残したテキサス。西部劇なのに舞台演劇のような仰々しい科白が飛び交う前振りがある。そしてその言葉の後で、オードリー・ヘプバーン演じるレイチェルがアメリカ先住民だという強引な展開が出てくる。顔つきがあまりに違うので、この展開をするのならば配役がおおいに問題があってどうにも感情移入できないし、この時点でかなり前提が破綻している。それならばせめて髪くらい真っ黒に染めてくればいいのに。わざわざ彼女を西部劇に出演させて、用意した役がこれというのはお粗末すぎる。交渉にやってきたカイオワ族を、話し合いもすることなくいきなり撃てと命令するバート・ランカスター演じる長男もどうしたものか。
そして襲撃され皆殺しにされたはずのに、レイチェルがさらわれたという十数年前の記録はいったいカイオワ族の誰がそんな余裕があって記したのだろうか。それから十数年たってからいきなり家まで押しかけてきて、今頃になって彼女をよこせといってくる。そんな圧倒的多数の彼らの攻撃がまたなんとも弱弱しいこと。そして部族間・兄妹間で殺しあうことになった結末もこんなのでいいのかなあと。迎えに来たのにいきなり攻撃されて、いいとこ無しのまるで完全なただのやられ役な彼らにも劇中で多少の同情があってもいい。
白人にとってまだ先住民が危険な存在であったという舞台上の時代背景と、まだ差別が根強かった制作年代上の舞台背景があったのは理解出来る。だが現代人とは価値観が違う。オードリーの唯一の西部劇出演作ということで、興味のある人は作品自体には期待せずに観ておいてもいいかなという程度。
西部劇と言う事で名作なんだろ~な~と思い観ました。内容はただ単にインディアンへの偏見と差別言い方が悪いが侵略者の正当化ばかりでちょっと不愉快になった。この映画を調べるとやはり差別や偏見やらで評価も悪かったみたいです。ヘップバーンもこの映画の撮影中落馬して流産したみたいだし監督もこの映画は最悪な1本って言ってるし。つか最悪じゃんて感じです。(笑)観れば同じ気持ちになると思います。結果アメリカ人(元はイギリス人)はいつ何どき黒人やネイティブアメリカン(この映画だと多分インディアンの事もニガーって言ってる感じ)を差別好きなんだな~と思った。この映画で唯一ヘップバーンが最初で最後の西部劇映画って事でメチャメチャ美しく目立ってて良かったです。それだけです。