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「ゴーストバスターズ」アイバン・ライトマン監督死去 75歳

2022年2月14日 21:00

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息子のジェイソン・ライトマン監督(左)、アイバン・ライトマン監督(右)
息子のジェイソン・ライトマン監督(左)、アイバン・ライトマン監督(右)
Photo by Dimitrios Kambouris/WireImage/Getty Images

ゴーストバスターズ」シリーズなどで知られる、映画監督でプロデューサーのアイバン・ライトマンさんが2月12日(現地時間)、米カリフォルニア・モンテシートの自宅で、就寝中に亡くなった。享年75。死因は明らかにされていない。

ゴーストバスターズ」の続編「ゴーストバスターズ アフターライフ」の監督を務めた、息子のジェイソン・ライトマン監督ら家族は、AP通信を通して声明を発表している。

「私たち家族は、夫であり、父であり、祖父でもあった彼の突然の死去に深く悲しんでいます。彼は私たちに、常に人生のなかで魔法を探し求めるよう教えてくれました。彼の映画監督としての作品が、世界中で数えきれないほどの人々に笑いと幸せをもたらしたことが、私たちにとっての慰めです。家族として個人的に死を悼むと同時に、映画を通して彼を知っている人たちが、彼のことをずっと忘れないことを願っています」

アイバン・ライトマン監督は1946年にチェコスロバキアで生まれ、幼くしてカナダへ移住した。カナダのオンタリオ・ハミルトンにあるマックマスター大学に入学し、初めて短編映画を制作。やがてショービズ界で活動するようになった。キャリアの初期にプロデューサーを務め、即興コメディ劇団「セカンド・シティ」出身で、米NBCの番組「サタデー・ナイト・ライブ」(SNL)のスター、ジョン・ベルーシが主演した「アニマル・ハウス」(1978)で注目を浴びた。その後、長編映画の監督に転身し、監督デビュー作「ミートボール」(79)や「パラダイス・アーミー」(81)で、同じく「セカンド・シティ」と「SNL」出身のビル・マーレイをスターダムに押し上げた。

その後、マーレイと再びタッグを組み、「セカンド・シティ」のダン・エイクロイドハロルド・ライミスらも共演した「ゴーストバスターズ(1984)」が、世界的な大ヒットを記録。幽霊退治屋が巻き起こす騒動をユーモラスに、SFX満載で描いた。「ゴーストバスターズ2」(89)をはじめ、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のコメディ「ツインズ」(88)と「キンダガートン・コップ」(90)と「ジュニア」(94)のほか、「デーヴ」(93)、「6デイズ/7ナイツ」(98)、「抱きたいカンケイ」(2011)、「ドラフト・デイ」(14)などを手がけた。

息子のジェイソン・ライトマン監督も、「JUNO ジュノ」(07)、「マイレージ、マイライフ」(09)などで知られ、映画監督として成功。日本では、ジェイソン・ライトマン監督がメガホンをとり、アイバン・ライトマン監督が製作を務めた「ゴーストバスターズ アフターライフ」が2月4日に公開されたばかりだった。

ゴーストバスターズ(1984)」を、女性のメインキャラクターでリメイクした「ゴーストバスターズ」のポール・フェイグ監督は、突然の訃報を受け、「アイバンとともに仕事ができたことは光栄で、多くのことを学んだ経験になりました。私たちコメディに関わる誰もが、彼に恩を感じているのです」とコメントを寄せた。

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