【全米映画ランキング】「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」が首位に返り咲き
2022年1月26日 15:00
先週末の全米ボックスオフィスは、2本の新作が公開されたが、大ヒットを続ける「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」が約1410万ドルの興収で首位に返り咲き、5度目のトップに立った。
公開6週目の同作は、38日間の累計で約7億2000万ドルの興収を記録。「ブラックパンサー」を抜き北米歴代4位に浮上し、3位の「アバター」(09年/最終興収約7億6050万ドル)を射程圏内に捉えた。また全世界興収は約16億9000万ドルに達し、「ジュラシック・ワールド」(15年/約16億7050万ドル)を抜き歴代6位となっている。
2位は前週首位の「Scream」。先週末は約1220万ドルの興収で累計を約5100万ドルとしている。
約353万ドルのオープニング興収で4位デビューとなったのは、19世紀のカリフォルニア・ゴールドラッシュを背景にした歴史ロマンス「Redeeming Love」。フランシーン・リバースによる原作を「テイキング・ライブス 」「ディスタービア」などで知られるD・J・カルーソ監督が映画化。ネットフリックスのドラマシリーズ「ウィンクス・サーガ:宿命」のアビゲイル・コーウェンが主演を務めた。
初登場で8位にランクインしたのはネビュラ賞受賞の小説「太陽の王と月の妖獣」を映画化した歴史冒険ファンタジー「The King's Daughter」。17世紀の仏ベルサイユ宮殿を舞台に、海の妖獣をめぐって対立するルイ14世と侍女のマリー=ジョゼフの争いが描かれる。元々はパラマウントが2015年4月にリリース予定だったが公開せず、昨年インディペンデントの配給会社グラビタス・ベンチャーズが配給権を獲得。完成の7年後にようやく公開されたが、2000館以上での上映ながらOP興収約75万ドルとまったくふるわなかった。出演はピアース・ブロスナン、カヤ・スコデラリオ、ベンジャミン・ウォーカー、ウィリアム・ハート。監督は「ソウル・サーファー」のショーン・マクナマラ。
今週末は2015年のカンヌ映画祭で脚本賞を受賞した「或る終焉」のミシェル・フランコ監督とティム・ロスが再びタッグを組んだドラマ「Sundown」などが公開される。
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