【全米映画ランキング】「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」がV A24の新作「Lamb」は7位デビュー
2021年10月12日 18:00

2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、18カ月の延期を経てついに公開された人気スパイアクションシリーズの第25作「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」が約5600万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。
約6年ぶりに公開されたシリーズ最新作は「カジノ・ロワイヤル」(2006)、「慰めの報酬」(2008)、「スカイフォール」(2012)、「スペクター」(2015)で6代目ジェームズ・ボンドに扮してきたダニエル・クレイグ主演の007最終章。00エージェントを退きジャマイカで静かに暮らしていたボンドが、誘拐されたウイルス研究者の救出を巡って再びロンドンに戻り、MI6とともに新たな敵サフィンを追跡することになる。
約5600万ドルのOP興収は「スカイフォール」の約8840万ドル、「スペクター」の約7040万ドルと比べると見劣りするが、コロナ・パンデミックの影響を考慮すると及第点といえる数字で、レビューもラストをめぐり賛否があるものの好意的な声が多く集まっている。北米以外ではすでに2億5000万ドル強の興収をあげており、全世界興収は約3億1300万ドルに達している。
当初監督に予定されていたダニー・ボイルの離脱を受け今作のメガホンをとったのは「闇の列車、光の旅」「ビースト・オブ・ノー・ネーション」などで知られる日系アメリカ人のキャリー・ジョージ・フクナガ。脚本は「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」(1999)以降すべての007映画を手がけているニール・パービス&ロバート・ウェイドに、監督のフクナガ、人気TVコメディ「Fleabag フリーバッグ」で注目を集めたクリエイター・女優のフィービー・ウォーラー=ブリッジ。キャストは敵役サフィンにオスカー俳優のラミ・マレック、前作「スペクター」に続きヒロインのマドレーヌを演じるレア・セドゥ、ボンドの引退後に活躍する新007ノーミにラシャーナ・リンチ、キューバでボンドに協力する新人CIA諜報員パロマにアナ・デ・アルマスのほか、レイフ・ファインズ(=M)、ベン・ウィショー(=Q)、ナオミ・ハリス(=マネーペニー)、ジェフリー・ライト(=フィリックス・ライター)、クリストフ・ワルツ(=ブロフェルド)が共演した。
2位は前週大ヒットスタートを飾ったトム・ハーディ主演の大ヒットSFアクション続編「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」。2週目も好調をキープし約3200万ドルの興収をあげ、10日間の累計を約1億4100万ドルとしている。
大ヒットアニメ「アダムス・ファミリー」の続編「The Addams Family 2」は約1000万ドルの興収で3位に。4位、5位には「シャン・チー テン・リングスの伝説」、TVシリーズ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」のプリクエル「The Many Saints of Newark」が続いた。
その他7位にはA24配給のR指定ホラー「Lamb」がランクイン。子どものいない夫婦マリアとイングバルはアイスランド山間部で営む羊牧場で「謎の新生児」を発見し育て始めるが、やがて2人に恐怖が襲いかかる……。今年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品された異色作で、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」「プロメテウス」のノオミ・ラパスが主演した。監督は、今夏Amazon Primeで配信されたSFアクション大作「トゥモロー・ウォー」や「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」などの特殊効果を務め、本作が長編デビューとなるアイスランド出身のバルディマール・ヨハンソン。
今週末は、巨匠リドリー・スコット監督のミステリー史劇「最後の決闘裁判」(マット・デイモン、アダム・ドライバー、ジョディ・カマー、ベン・アフレック共演)、大ヒットホラーシリーズ最新作「ハロウィン KILLS」(ジェイミー・リー・カーティス主演)などが公開される。
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