「第10地区」も低予算! ニール・ブロムカンプ監督が明言
2021年8月25日 13:00

「エリジウム」「チャッピー」などで知られるニール・ブロムカンプ監督が、「第9地区」の続編「District 10(原題)」を前作同様の低予算映画として製作すると宣言した。
ブロムカンプ監督は、自作の短編「Alive in Joburg(原題)」をピーター・ジャクソン監督プロデュースのもとで作り直した、SFアクションドラマ「第9地区」で長編監督デビュー。地球に難民としてやってきたエイリアンと、それを抑圧する人類との対立を描いた同作は、製作費3000万ドルながら世界興収2億ドルを超えるヒットを記録。ジャンルをミックスしたエンタメ性と、移民問題などを取り込んだ社会性が高く評価された。
その後、「エリジウム」「チャッピー」を手がける一方、「ロボコップ」や「エイリアン」の最新作に関与したものの、いずれも実現には至っていない。新作ホラー「Demonic(原題)」を完成させたブロムカンプ監督はこのほど、米ハリウッド・レポーターのインタビューで、「大規模なIP(知的財産)をベースにしていないアイデアの方が、自分にはしっくりくると思う」と明言。型破りなアイデアを思いつきがちなブロムカンプ監督にとって、オリジナル映画のほうがやりやすいという。
また、「第9地区」の続編脚本をシャルト・コプリー、テリー・タッチェルと共同で開発中であることを告白しているブロムカンプ監督。まだ執筆中だというものの、大ヒット映画の続編にありがちな過ちは犯さないつもりだと明かしている。
「前作のアプローチは正しかったと思う。全て脚本の問題なんだ。脚本の段階で起きる出来事が多くなれば、より多くの資金が必要となる。でも、僕はできる限り無駄をそぎ落とし、可能な限り必要最低限の状態にすべきだと考えている。そうすれば、僕らはより機敏でクリエイティブになれる。個人的にもその方が性に合っている」
ブロムカンプ監督の新作ホラー「Demonic(原題)」は、昏睡状態の母親とバーチャルな心象風景を通じて再会を果たす主人公(カーリー・ポープ)の物語。アメリカでは8月20日から劇場とPVODで同時配信されている。
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