「漁港の肉子ちゃん」スタッフ陣の遊び心 「となりのトトロ」オマージュシーンを紹介
2021年6月21日 08:00

明石家さんまが企画・プロデュースを務めた「漁港の肉子ちゃん」(公開中)。スタッフにはジブリに縁のある、そして並々ならぬリスペクトを捧げる面々が参加しており、ジブリ作品「となりのトトロ」を彷彿とさせるシーンが盛り込まれている。
本作は、西加奈子氏のベストセラー小説を原作に、ワケあり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がつなぐ奇跡を描く感動のハートフルコメディ。「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」「海獣の子供」などで知られる渡辺歩監督がメガホンをとり、スタジオジブリ一期生として入社し、アニメーターとして「耳をすませば」「もののけ姫」に参加、「かぐや姫の物語」では総作画監督を務めた小西賢一がキャラクターデザインと総作画監督を担当。「スチームボーイ」「鉄コン筋クリート」で美術監督、「となりのトトロ」にアニメーターとして参加していた木村真二が美術監督を務めている。


ジブリへのオマージュシーンは、肉子ちゃんとキクコが、傘を片手に雨の中でバスを待つ一場面。そのほかにも、肉子ちゃんが大きな口を開けていびきをかきながら眠っているシーンや、キクコが眠る背後の大きな影の形はトトロそのものに見える。
美術監督の木村は「となりのトトロ」に関わっていた当時を振り返り、「肉子ちゃんとキクコがバス停で並んで立っているところ。実は同じような『トトロ』のバス停のシーンは、30年以上前に僕もやっていたんですよ(笑)。なんだか懐かしくて、ちょっと嬉しかったですね」と語っている。
そのほかにも、とあるバスを彷彿とさせるシーンや、聞き覚えのある台詞が登場するシーンがあるなど、肉子ちゃんとキクコの親子の物語を楽しむと同時に、オマージュシーンにも注目だ。
(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
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