米撮影監督組合賞は「Mank マンク」が受賞
2021年4月20日 16:00
米撮影監督組合(ASC)に所属する会員によって選出される第35回ASC賞が4月18日(現地時間)、バーチャル形式で行われ、「Mank マンク」のエリック・メッサーシュミットが選ばれた。
メッサーシュミットは、テレビシリーズの「マッドメン」や、映画「ゴーン・ガール」や「アントマン」での照明技師を経て、デビッド・フィンチャー監督が製作総指揮を手がけるNetflixドラマ「マインドハンター」で撮影監督に就任。そのまま、フィンチャー監督がメガホンをとった長編映画「Mank マンク」で撮影監督に起用されている。ASC会員は、「Mank マンク」の美しいモノクロ映像を評価したようだ。
なお、特別賞のASC Board of Governors Awardは、ソフィア・コッポラ監督に贈られた。同賞は撮影監督と映像芸術の発展に貢献した業界の重鎮に与えられるもので、コッポラ監督は「いままでもらった賞のなかでもっともクールな賞です」とスピーチで述べている。
今年の米アカデミー撮影賞には、「Mank マンク」のほか、「ノマドランド」「この茫漠たる荒野で」「Judas and the Black Messiah(原題)」「シカゴ7裁判」がノミネートされている。
第93回アカデミー賞授賞式は、4日25日(現地時間)に米ロサンゼルスで実施。今年は新型コロナウイルス感染防止対策として、例年のハリウッドのドルビー・シアターではなく、ダウンタウンにあるユニオン駅がメイン会場となる。