「グエムル」コ・アソン主演! 高卒社員が会社の不正に立ち向かう「サムジンカンパニー1995」7月9日公開
2021年4月6日 10:00

ポン・ジュノ監督作「グエムル 漢江の怪物」で鮮烈な映画デビューを果たしたコ・アソンが主演を務め、大企業に勤める3人の高卒女性社員たちが社内の不正に立ち向かう姿を描いたお仕事エンタテインメント「SAMJIN COMPANY ENGLISH CLASS(英題)」が、「サムジンカンパニー1995」の邦題で、7月9日に公開されることがわかった。
本作は、急速な国際化で激変する韓国の社会情勢や、某企業の汚水流失事件などの実話をもとにした物語。1995年のソウルで大企業・サムジン電子に勤めるジャヨン、ユナ、ボラムの3人は、完璧な実務能力を持ちながらも、仕事はお茶くみや書類整理などの雑用ばかり。そんな彼女たちに、英語能力テスト「TOEIC」で600点を超えたら、“代理”という立場に昇進できるチャンスが到来する。ステップアップを夢見て英語の勉強に励むなか、ジャヨンは偶然、会社の工場から汚染水が流出しているところを目撃。証拠を隠蔽しようとする会社を相手に、彼女たちは解雇の危険を顧みず、力を合わせて真相究明のために立ち上がる。
「グエムル」「スノーピアサー」などポン監督作品で知られるコが、時には弱気になりながらも、諦めない芯の強さを持つジャヨンを演じる。「愛のタリオ」「ハッピーログイン」のイ・ソムが、推理小説マニアで姉御肌のユナ、「あなた、そこにいてくれますか」「スウィング・キッズ」のパク・ヘスが、数学オリンピックで優秀な成績を残した、会計部の心優しき天才シム・ボラムに扮し、韓国映画界を支える実力派女優たちが結集。「花、香る歌」のイ・ジョンピル監督がメガホンをとった。

あわせて披露された日本版ポスタービジュアルは、90年代韓国のレトロな雰囲気を感じさせる仕上がり。個性豊かな3人の姿とともに、「じっとしているだけなんて、つまらない!」というコピーが切り取られ、劇中で「tiny tiny」と表現される、ちっぽけな存在の彼女たちがどんな逆襲をしていくのか、期待をあおる。
熾烈な学歴社会の韓国では、素晴らしい才能があったとしても、高卒社員は大卒社員のサポート業務ばかりを命じられるケースが多いという。厳しい現実に翻ろうされながらも、前向きに自分の居場所を探し続ける女性たちの物語は、落ちこぼれOLたちが活躍する「ショムニ」や、派遣社員が会社の危機を救う「ハケンの品格」など、多くの共感を呼んだお仕事ドラマを彷ふつとさせる。
「サムジンカンパニー1995」は、7月9日から東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほか全国で順次公開。
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