最後の大規模全国公開「戦場のメリークリスマス」「愛のコリーダ 」修復版、予告完成
2021年3月3日 08:00
大島渚監督の代表作「戦場のメリークリスマス」(1983)、「愛のコリーダ」(76)をデジタル修復し、4月中旬より全国順次公開される「戦場のメリークリスマス 4K修復版」「愛のコリーダ 修復版」の予告編がお披露目された。
大島監督作品が2023年に国立機関に収蔵される予定のため、この2作も今回が最後の大規模全国公開となる。「戦場のメリークリスマス」は、デビッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけし、内田裕也ら本業が俳優ではない顔ぶれをメインキャストに迎え大ヒットした、戦闘シーンが一切登場しない異色の戦争映画。ボウイ演じる捕虜ジャック・セリアズ少佐に、坂本扮するヨノイ大尉がいつしか惹かれていく様を、東洋と西洋の文化を融合させながら描く。予告編は、本作で初めて映画音楽を手掛けた坂本による「Merry Christmas Mr.Lawrence」が流れる場面から始まる。その後、マーティン・スコセッシ、ベルナルド・ベルトルッチ、クリストファー・ノーランによる熱きコメントと共に、セリアズ少佐とヨノイ大尉の運命的な出会いの場面が切り取られている。
「愛のコリーダ」(R18+)は、1936年に世間を震撼させた実在の猟奇事件「阿部定事件」を題材に、松田英子と藤竜也が狂おしいほど求め合う男女を演じた究極の恋愛映画。セックスの描き方にリアルさを追求し、映画での「本番行為」が芸術かエロスかで大きな議論を巻き起こしたことでも話題に。また、後に同名書籍を巡って裁判に発展するなど、大きな注目を集めた問題作だ。予告編は、松田演じる定(サダ)と藤演じる吉(キチ)の出会いから、どんどん狂おしいほど求め合うようになる二人の姿が映し出される。「ミッドサマー」(19)のアリ・アスター監督からのコメントも挿入されている。
「戦場のメリークリスマス 4K修復版」は4月16日、「愛のコリーダ 修復版」は4月30日から、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
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