“一流の紳士(ワル)”たちが500億円に群がる! ガイ・リッチー監督「ジェントルメン」予告編
2021年2月24日 10:00

マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、コリン・ファレル、ヒュー・グラントらが豪華共演を果たす、ガイ・リッチー監督作「ジェントルメン」の予告編と新場面写真5点がお披露目された。映像では、500億円の利権をかけた“一流の紳士(ワル)”たちの裏切り、駆け引き、騙し合いが小気味よいテンポで展開する。
リッチー監督は本作で、デビュー作「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」や「スナッチ」と同様、英ロンドンのクライムワールドを描く。ひねりをきかせたプロット、粋で愉快なセリフの応酬を交え、クセ者たちのスタイリッシュな群像劇を創出し、世界興行収入は1億ドルを突破している。

予告編は、ジュークボックスから流れるレコードを楽しむマリファナ王ミッキーの背後に男が忍び寄り、銃声とともにビールグラスが血で染まる衝撃的なシーンでスタート。そして場面は変わり、地下の広大な秘密農園に、「大麻で大儲けした。この商売を500億で譲り、足を洗う」と語るミッキーの声が重なる。
そんなマリファナ王の引退宣言を合図に動き始めたのは、財力と交渉力を武器にするユダヤ人大富豪、世代交代を目論む血気盛んなチャイニーズマフィアの若頭、不良たちを指導するジャージ姿の怪しげな男、ゆすりのネタを探してカメラを構えるゲスな私立探偵という一筋縄ではいかないクセ者たち。彼らの騙し合いは次第にヒートアップし、食うか食われるかの巨大抗争にまで発展していく。終盤では、ミッキーが「飢えたライオンは喰いつくす」と啖呵を切る姿も確認できる。

場面写真には、クエンティン・タランティーノ監督も多用することで知られる、車のトランクに閉じこめられた人物の主観ショット(通称トランクショット)が切り取られている。さらに死体を運ぶ現場に偶然居合わせたような間の悪い場面、チャイニーズマフィアに銃を突きつけるスリリングなカット、秘密農園に忍びこんだ不良たちの、どこか気の抜けた乱闘シーンなどがおさめられ、緩急自在で先の読めない展開を予感させる。
「インターステラー」のマコノヒーがミッキーを演じるほか、「キング・アーサー」のハナム、「クレイジー・リッチ!」のヘンリー・ゴールディング、ドラマ「ダウントン・アビー」シリーズのミシェル・ドッカリー、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のファレル、「コードネーム U.N.C.L.E.」のグラントらが顔をそろえた。
「ジェントルメン」は、5月7日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
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