「イタリア映画祭 2020」　短編3本は無料！オンライン上映全29タイトル発表

リアル上映後の11月20日～12月20日までの1カ月期間限定のオンライン上映には、「新作」「4人の名優たち」「コメディー」「監督デビュー作」「短編」というテーマ別に、全29タイトルがラインナップされ、いずれの作品もこの機会以外では日本においては見ることができない貴重な作品群だ。

「新作」はリアル上映も決定している「幸運の女神」「オール・マイ・クレイジー・ラブ」「きっと大丈夫」の3本。「4人の名優たち」では、日本でも人気急上昇中のルカ・マリネッリ（『マーティン・エデン』、Netflix『オールド・ガード』）を始め、マルゲリータ・ブイ、バレリオ・マスタンドレア、アルバ・ロルバケルといった名実ともにイタリアを代表する旬の名優にフォーカスした。

「コメディー」は、過去イタリア映画祭でも好評を博したイタリアならではの多岐に渡ったコメディー作品を堪能できる。「監督デビュー作」では、長編監督作品は3本だけだが、カンヌ国際映画祭でグランプリや脚本賞を受賞し、若干38歳でいまやイタリアを代表する監督の一人となったアリーチェ・ロルバケルの監督デビュー作「天空のからだ」や、マーティン・スコセッシが才能を認めたジョナス・カルピニャーノの初監督作「地中海」も。「短編」では、巨匠マルコ・ベロッキオ（『シチリアーノ 裏切りの美学』『夜よ、こんにちは』）の2作品や女優としても活躍するジャズミン・トリンカ初監督作品が無料配信される。

日本の劇場や動画配信サービスでは鑑賞できないラインナップで、今年で20回目の節目を迎える映画祭の集大成とも言える。イタリア映画が初めての人にも見やすいコメディーがそろっている一方で、LGBTQやSDGsなどの社会的テーマを持った作品もあり、映画祭ファンにとってはお気に入りや見逃した作品を改めて楽しめる機会になるだろう。

料金形態は、新作1200円、旧作500円、短編は無料、ストリーミング期間72時間。詳細は公式サイト（www.asahi.com/italia/2020/）で告知。「イタリア映画祭 2020」は11月13日（オンラインは11月20日から）～12月20日まで開催。