マーティン・エデン

劇場公開日

マーティン・エデン
マーティン・エデン

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解説

ハリソン・フォード主演で映画化された冒険小説「野性の呼び声」などで知られるアメリカの作家ジャック・ロンドンの自伝的小説を、イタリアを舞台に映画化。イタリア・ナポリの労働者地区に生まれた貧しい船乗りの青年マーティンは、上流階級の娘エレナと出会って恋に落ちたことをきっかけに、文学の世界に目覚める。独学で作家を志すようになったマーティンは、夢に向かい一心不乱に文学にのめり込むが、生活は困窮し、エレナの理解も得られることはなかった。それでも、さまざまな障壁と挫折を乗り越え、マーティンは名声と富を手にするまでになるが……。2019年ベネチア映画祭のコンペティション部門に出品され、主人公マーティンを演じたルカ・マリネッリが男優賞を受賞。そのほか、イタリアのアカデミー賞と言われるダビッド・デ・ドナテッロ賞で脚色賞を受賞するなど高い評価を獲得。

2019年製作/129分/イタリア・フランス・ドイツ合作
原題:Martin Eden
配給:ミモザフィルムズ

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第76回 ベネチア国際映画祭(2019年)

受賞

ボルピ杯(最優秀男優賞) ルカ・マリネッリ

出品

コンペティション部門 出品作品 ピエトロ・マルチェッロ
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3.0成功者の孤独

Bacchusさん
2020年9月22日
Androidアプリから投稿

悲しい

知的

原作未読

1970年代のナポリで、小4から学校に行かず、文法もまともに使えない貧しい労働者の青年が、作家になっていく話。

防波堤で輩に絡まれている若者を助けて、家に着いていったら超豪邸だし、お姫様はいるしの竜宮城状態。
そこでふと読んだ本に興味を持ち、本を読み漁り自力で勉強して自分で書くようになっていくというストーリー。

勉強して賢くなり過ぎて、強い思想を持ってしまったり、掌を返す出版社や世間に疲弊したりと正に生々しい。

後半急に話が進み過ぎたし、精神的な変化も著しくて少しとまどったけど、少し哀しい成功者の物語がとても面白かった。

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Bacchus

4.0時代に絶望していたのだろうか

2020年9月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 本作品の基となった自伝的小説「マーティン・イーデン」を書いたジャック・ロンドンが27歳のときに出版されたのが彼の著作で最も有名な「野性の呼び声」である。子供の頃に読んだ気がするが、内容は忘れてしまっていた。今年の春に何度目かの映画化作品が公開されたので鑑賞した。CG技術が長足の進化を遂げて本物の犬に見えたのと、ハリソン・フォードとオマール・シーの演技がとてもよくて感動した。
 ジャック・ロンドンの物語を紡ぐ才能は流石に文豪である。「野性の呼び声」は4歳くらいまで人間に飼われて衣食住に恵まれた生活をしていた大柄の犬を主人公に、さらわれて働かされ、やがて森の狼と交流し、野生の本能が呼び覚まされていくという設定である。実にエネルギーに富んだ設定であり、作家が後ろから押されるように小説を書いた様子が想像できる。生み出された物語は力強さに満ちている。

 そういう作品がどのようにして生み出されたのかを描いたのが本作品である。主人公マルティン・エデンはあまり教育はないが、素直で頭の回転が速くて洞察力に満ちている青年だ。知り合った金持ちの娘エレナからもらった本を読んだことがきっかけで文学にのめり込む。そして独自の解釈、独自の世界観、独自の文体を身に着けていく。エレナのすすめに従って学校教育を受けてしまっていたら、ステレオタイプの文体や世界観しか身に着かず、マルティンは作家になることはなかったかもしれない。作家の想像力の源はアカデミックな知識ではなく、自分の目で見て耳で聞いて嗅いで食べて触った体験なのだ。
 そして文体や語彙は、貪るようにして読んだ本から得られた。映画はマルティンの行動をシーンとして繋げるが、外に出ていないときのマルティンは殆どの時間を本を読み、詩や小説を書くことに費やしていたに違いない。話すたびに前のシーンよりも語彙が増えて言葉が正確になっている。物語の進行よりも遥かに速いスピードでマルティンが進歩していることがこの作品のポイントである。誰もマルティンについて行けなかった。そこにマルティンの孤独がある。
 時代というものはその時の人々の習慣や思考回路によって、一定の方向に収斂されていく。ある時代にもてはやされたものも次の時代には廃れてしまうことがある。大衆は自分の考えを持たず、たったひとつの新聞記事で他人を両断して排除する。予断と偏見に満ちているのが時代というやつだ。マルティンは時代に乗って有名になり金を得るが、それがうたかたのように消え去るものであることを知っていたのだろう。無名で雑誌の掲載を夢見ていた頃のほうがずっと幸せだった。もうあの頃には戻れない。
 ジャック・ロンドンは1916年に40歳で自殺している。第一次大戦が始まったのはその2年前の1914年(大正3年)だ。「マーティン・イーデン」を発表したのはおそらく1909年頃だから「野性の呼び声」で有名になってから6年後ということになる。既に時代に絶望していたのだろうか。

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耶馬英彦

3.0虚無な目の力

2020年9月21日
iPhoneアプリから投稿

マーティン役のルカ・マリネッリの怪演が素晴らしい。
特に目の力がすごい。

本当に欲しかったのは金や地位ではなく「幸せ=彼女の愛=彼女との暮らし」と「誰もが豊かに暮らせる世の中」であり、それを手に入れられずに悲しみを吐き出しているようにも見えました。
せいぜい、世話になった未亡人に家を買い、労働者運動の為に金を与えるくらいしか、彼にはやることがなかったというのもまた、皮肉でした。
そんな孤独感・無力感に支配されていた、マーティンの落ち窪んだ目の表現が素晴らしかったです。

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コージィ日本犬

0.5全く合わなかった

KZKさん
2020年9月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

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KZK
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