【マーベル&DC作品公開日リスト】2021年と2022年はアメコミイヤーに
2020年10月9日 11:00
米ウォルト・ディズニーが傘下マーベル・スタジオによる新作群の公開スケジュールを改めたのに続き、米ワーナー・ブラザースがDC映画「ザ・バットマン」「ザ・フラッシュ(仮題)」の公開延期を決定した。これにより、2021~22年に12本のアメコミ原作映画が公開されるという“アメコミラッシュ”の気配が漂ってきた。
ディズニー/マーベルが展開するマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)、ならびに米ソニー・ピクチャーズが構築中の“スパイダーバース”こと「スパイダーマン」シリーズのスピンオフ作品といった、マーベル・コミックスを原作とする新作群に関しては、ジャレッド・レト主演の「モービウス」(21年3月19日全米公開)がトップバッターを務める。その後、スカーレット・ヨハンソン演じるMCUの人気キャラクターの単独映画「ブラック・ウィドウ」、マーベル初のアジア系スーパーヒーローを描く「シャンチー・アンド・レジェンド・オブ・テンリング(原題)」、トム・ハーディ主演の大ヒット作の続編「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ(原題)」、アンジェリーナ・ジョリーがMCUに初参加する「エターナルズ(原題)」など、計8作品が待機している。
米バラエティによれば、このうち「ブラック・ウィドウ」と「エターナルズ」は現時点でほぼ完成しており、「シャンチー・アンド・レジェンド・オブ・テンリング(原題)」に関してもクランクアップ間近だという。しかし、トム・ホランド主演のシリーズ第3弾「スパイダーマン3(仮題)」以下、21年12月~22年7月に全米公開予定のMCU作品5本を現在の公開予定日に間に合わせるには、遅くとも来年の上半期には撮影を開始していなければならない。
加えて、マーベル・スタジオが22年中に配信予定のDisney+向けドラマ「ホークアイ(原題)」「ミズ・マーベル(原題)」「シーハルク(原題)」「ムーンナイト(原題)」の4作品の制作も手がけていることを考えると、かなりタイトな製作スケジュールを迫られることになりそうだ。
一方、DCコミックスを原作とするワーナーの新作群も、マーベル映画と同様に新型コロナウイルス感染拡大の影響で度重なる公開延期を強いられている。3月以降休止していた撮影を再開した直後に主演俳優ロバート・パティンソンの新型コロナウイルス感染が発覚し、再び約2週間の撮影中断に追い込まれた「ザ・バットマン」が、21年10月1日から22年3月4日に公開延期となったほか、22年6月3日全米公開予定だった「ザ・フラッシュ(仮題)」も、同年11月4日へと後ろ倒しされた。
また、ドウェイン・ジョンソン主演でDCコミックスのヴィランを描く「ブラックアダム(原題)」には、製作の遅れにより21年12月に予定していた全米公開自体が白紙となっている。
21~22年に全米公開予定のアメコミ原作映画ラインナップは以下の通り。
3月19日 「モービウス」(ソニー)
5月7日 「ブラック・ウィドウ」(マーベル)
6月25日 「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ(原題)」(ソニー)
7月9日 「シャンチー・アンド・レジェンド・オブ・テンリング(原題)」(マーベル)
8月6日 「ザ・スーサイド・スクワッド」(DC)
11月5日 「エターナルズ(原題)」(マーベル)
12月17日 「スパイダーマン3(仮題)」(ソニー+マーベル)
2月11日 「マイティ・ソー ラブ・アンド・サンダー(原題)」(マーベル)
3月4日 「ザ・バットマン」(DC)
3月25日 「ドクター・ストレンジ2(仮題)」(マーベル)
5月6日 「ブラック・パンサー2(仮題)」(マーベル)
7月8日 「キャプテン・マーベル2(原題)」(マーベル)