来春オープンの米アカデミー映画博物館で「宮崎駿展」 北米では初の回顧展
2020年9月14日 12:00

[映画.com ニュース]アメリカ・ロサンゼルスに2021年4月30日(現地時間)オープンする映画芸術科学アカデミーによる「アカデミー映画博物館」(Academy Museum of Motion Pictures)。開館を記念し、館内のMarilyn and Jeffrey Katzenbergギャラリーで「宮崎駿展」が開催される。本展は、「スタジオジブリ」の企画制作協力で、北米で初めて宮崎駿監督に焦点を当てた回顧展となる。
キュレーションは、アカデミー映画博物館キュレーターのジェシカ・ニーベル氏とアシスタント・キュレーターのJ・ラウル・グズマン氏が担当。「となりのトトロ」(88)、アカデミー賞受賞作「千と千尋の神隠し」(01)などから、海外初出品のものを含む、オリジナルイメージボード、キャラクターデザイン、絵コンテ、レイアウト、背景画、ポスター、セルなど約300点以上をダイナミックに展示し、フィルムクリップの大型投影など臨場感たっぷりの環境の中、半世紀を超える宮崎駿監督のキャリアを振り返る。
また、宮崎監督の映画の世界を、豊富なイラストレーションと共に味わえる 256ページに及ぶカタログも制作され、初期のテレビ作品から全11本の長編映画に至るまでの制作資料により、創作過程と卓越したアニメーション技術への理解を深めることができる。スタジオジブリ代表取締役プロデューサー鈴木敏夫氏による序文や、ピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるピート・ドクター監督、映画評論家ダニエル・コーテンシュルテ氏、アカデミー映画博物館キュレーターのジェシカ・ニーベル氏によるエッセイや、図版付きのフィルモグラフィーが収録されている。

アカデミー映画博物館は、映画の芸術と科学に特化した施設で、映画の世界観を伝え、実験的で教育的な要素も含めた催しを企画。単なる博物館という域を超えて、映画や映画製作の他に類を見ない体験と見識を提供する。当博物館は、ロサンゼルスのウィルシャー大通りとフェアファックス通りの角にある歴史的なサバン・ビル(旧メイ・カンパニー・ビル/1939年)を修復、プリツカー賞を受賞し、パリのポンピドゥ・センターや関西国際空港ターミナルビルなども手掛けた建築家レンゾ・ピアノが設計した。
展示スペース、288席のテッド・マン・シアター、シャーリー・テンプル教育スタジオ、特別イベントスペース、保護施設、カフェ、店舗を含む6階建て。新たに建設した球体空間は、ガラスの橋を介しサバン・ビルと接続しており、最先端の1000席のデビッド・ゲッフェン・シアターと、ハリウッド・ヒルズを一望できる屋上のドルビー・ファミリー・テラスが併設される予定だ。
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