ヘミングウェイ「河を渡って木立の中へ」映画化にリーブ・シュレイバーが主演
2020年9月14日 09:00
[映画.com ニュース]映画「スポットライト 世紀のスクープ」やドラマ「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」で知られる俳優リーブ・シュレイバーが、文豪アーネスト・ヘミングウェイの小説「河を渡って木立の中へ」を映画化する新作に、主演することがわかった。
米Deadlineによれば、ほかにイタリアの名優ジャンカルロ・ジャンニーニ(「セブンビューティーズ」「007 カジノ・ロワイヤル」)、イタリア人女優のマチルダ・デ・アンジェリスとラウラ・モランテ、スペイン人俳優のハビエル・カマラが共演する。
原作小説の「河を渡って木立の中へ」では、第2次世界大戦直後のイタリアを舞台に、末期の心疾患を抱える米軍将校リチャード・キャントウェルがベネチアに鴨猟に出かけたところ、イタリア貴族の若き娘と出会う。リチャード・キャントウェルはヘミングウェイの半自伝的なキャラクターで、シュレイバーがこの主人公を演じる。
本作は数年前に「007 ゴールデンアイ」のマーティン・キャンベル監督と主演ピアース・ブロスナンのコンビで映画化が企画され、イザベラ・ロッセリーニの出演も伝えられていたが、製作には至らなかった。
シュレイバー主演の新作は、イギリスの劇作家ピーター・フラナリーが脚本を執筆。スペイン人監督のパウラ・オルティスがメガホンをとり、10月にベネチアとその近郊でクランクインが予定されている。