「ファミリー・ツリー」監督、未成年をレイプか 女優ローズ・マッゴーワンが告白
2020年8月19日 17:05

[映画.com ニュース] 女優のローズ・マッゴーワンが、「サイドウェイ」(2004)「ファミリー・ツリー」(11)で2度アカデミー脚色賞を受賞したアレクサンダー・ペイン監督から性的暴行を受けた過去を告白した。
マッゴーワンは8月17日(現地時間)、自身のTwitterに15歳当時の写真を添えて、「アレクサンダー・ペインへ。私を(米ロサンゼルス市内)シルバーレイクのアパートに連れ込み、あなたが別名義で手がけたポルノまがいの映画を見せた後、街角に置き去りにしたわよね。私は15歳だった」と性被害を匂わすツイートを投稿。続けて、「あなたのキャリアを潰す気はないの。ただ事実を認め、謝罪して欲しいだけ」とツイートした。
これらのツイートに関するより詳しい説明を求めた米バラエティに対し、マッゴーワンは「オーディションのあと、彼の家に連れて行かれたの。ポルノを見せられたのも初めてだったし、単純にセックスをしただけだと思っていた。ハーベイ・ワインスタインの暴露記事をきかっけに改めて思い返して、それが犯罪だったってことに気がついたの。あの出来事のせいで、その後6年ほどは女優業を諦めていた。今はただ、“それ”が終わったあと近所のカフェの前に置き捨てられた15歳の自分が哀れで仕方ない」と悲しみを込めて語った。
マッゴーワンは、2018年初めに米ジャーナリストのローナン・ファローから取材を受けた際にも、15歳の時「とても有名なある男性」と性的関係を持ったこと、また、最近になってそれが法定強姦(両者合意のうえであったとしても、同意年齢に達していない少女または少年と性的関係を持つこと)だったという事実を知ったことを明かしていたが、「気持ちの整理がつくまで相手の男性の名前は明かさない」としていた。
ペイン監督は現在、米HBOと英Skyの共同制作によるオリビア・コールマン主演のミニシリーズ「Landscapers(原題)」で監督を務めるべく、撮影に向けた準備に入っている。今回の告発に関して、ペイン監督側から正式なコメントはまだ得られていない。
「#MeToo」運動の先駆者として積極的に活動を続けるマッゴーワンは、ワインスタインによる性的暴行を真っ先に告発したひとりとしても知られる。第1級性暴行と第3級レイプで有罪判決を受けたワインスタインは現在、懲役23年の刑で米ニューヨーク州内の刑務所に服役中だ。

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