吉永小百合、初の医師役に挑戦!「いのちの停車場」で松坂桃李&広瀬すずと初タッグ
2020年8月7日 06:00

[映画.com ニュース] 日本を代表する女優の吉永小百合が、現役医師で作家としても活躍する南杏子氏の著書を成島出監督のメガホンで映画化する「いのちの停車場」に主演し、初めて医師役に挑むことがわかった。吉永にとって通算122本目の映画出演となる今作には、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、田中泯という豪華な面々が顔をそろえることも発表された。
南氏の同名原作は、日本の長寿社会における現代医療制度の問題点や、尊厳死や安楽死といった医療制度のタブーに正面から向き合い、それらに携わる医師、患者、その家族を描いたヒューマン医療ドラマ。昨年の夏前に原作と出合った吉永がその内容にほれ込んだそうで、コロナ禍で“いのち”について考える機会が多くなっている昨今だからこそ、生きることの大切さ、素晴らしさを伝える映画として、東映が製作を決めた。
吉永が演じる医師・白石咲和子は、長年にわたり大学病院で救命救急医として勤務していたが、ある事情から石川県の実家に戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになるという設定。吉永は並々ならぬ情熱を燃やしており、実際に在宅医療を行う「つるかめ診療所」の鶴岡優子氏、鶴岡浩樹氏、東京女子医科大学病院・救命救急センター長の矢口有乃氏に医療指導を受けている。
吉永「幼い頃、身体が弱くて何度も入院し、素晴らしい先生に救(たす)けていただきました。今、私はどんなドクター像を作ることが出来るか、心が弾む毎日、しっかり準備します。医療関係の方々へ感謝の思いを込め、“生と死”をしっかり見つめる作品をみんなで力を合わせて作ります」

また、大学病院で事務員をしていたが、咲和子を追って「まほろば診療所」で働くようになる青年・野呂聖二に扮する松坂、「まほろば診療所」を支え続けてきた訪問看護師・星野麻世に息吹を注ぐ広瀬は、ともに吉永とは初共演。それだけに、「吉永小百合さんとご一緒できること、大変嬉しく思います。と同時に物凄く緊張しております。命の尊さが温かく、時に残酷なくらいゆっくり伝わってくるこの感情を大事にしながら、向き合っていければと思います」(松坂)、「成島監督、吉永小百合さんをはじめ、このような素敵な共演者の皆様と一緒にお芝居ができることを、そわそわしながらも、楽しみで仕方がありません。演じる真世さんも、彼女の色んな心に触れられるよう、まほろばの家族と一緒に楽しみながら一生懸命演じられたらなと思います」(広瀬)と、秋のクランクインを待ち望んでいる。
大ベテランの西田は「まほろば診療所」の三代目院長で在宅医療に長年携わってきた医師・仙川徹、唯一無二の個性を放つ田中は咲和子の父で元美術教師の白石達郎を演じる。吉永とは「ふしぎな岬の物語」に続くタッグとなる成島監督は、「現代日本が抱える医療制度の問題点を背景に<“いのち”とは何か>を問いかけます。そして作品を通して“生きる希望”が持てるように仕上げたいと思います」とコメントを寄せている。
なお撮影準備中の現在も、抗体検査を徹底し、打ち合わせなどの際はフェイスガードの着用、アクリル板による仕切りによって新型コロナウイルス感染症対策をとっている。今後は全スタッフ、キャストがPCR検査を受けたうえで、可能な限り現場でもフェイスガードを着用するなどの対策をとって撮入するという。映画は、2021年に全国で公開。
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