写真家と愛犬の絆を描く感動の実話「デナリ」、チャーリー・ハナム主演で映画化

1999年、米オレゴンの動物愛護センターで1匹の子犬に一目惚れしたムーンは、その場で彼を引き取り“デナリ”と名づけた。2人は全米各地を旅しながら絆を深めていが、やがてムーンが大腸がんを発症。壮絶な闘病生活の間、片時も離れず主人を励まし続けたデナリだったが、ムーンが晴れて回復した直後に、今度はデナリが同じ病に倒れてしまう。

懸命な看護も虚しくデナリがこの世を去った1年後の2015年、ムーンは長年自身を支えてくれた愛犬を追悼すべく、短編動画「デナリ（原題）」をYouTubeで公開。瞬く間に注目を集め、視聴回数は1500万回を超えた。

映画化にあたっては、今年1月に米ランダムハウスから出版されたムーンの回顧録「Denali: A Man A Dog, A Friendship Of A Lifetime（原題）」をもとに、マックス・ウィンクラーが脚本を執筆、メガホンをとるほか、ムーン役で主演を務めるハナムが、アルバート・バーガー、ロン・イェルザと共同でプロデュースにあたる。

「パシフィック・リム」「キング・アーサー」といった大作映画や、米人気テレビシリーズ「サンズ・オブ・アナーキー」などで知られるハナムは、ガイ・リッチー監督最新作「ザ・ジェントルメン（原題）」でマシュー・マコノヒー、コリン・ファレル、ヒュー・グラントら豪華俳優陣と共演を果たすほか、Apple TV＋が制作準備中の新ドラマ「Shantaram（原題）」に主演が決まっている。

一方、「フアン家のアメリカ開拓記」「New Girl ダサかわ女子と三銃士」など数々の米人気コメディを手がけてきたウィンクラー監督は、ジェシカ・ビール制作総指揮による米ケーブル局Freeformの新ドラマ「Last Summer（原題）」で監督・制作総指揮を務めるほか、ミック・コーンフリーの同名ノンフィクション本をジョナ・ヒル主演で映画化する米ユニバーサル・ピクチャーズの新作「The Adventurer’s Handbook（原題）」でメガホンをとる予定だ。