シャイア・ラブーフ脚本×注目子役ノア・ジュプ主演 父子の切ない関係描く「ハニーボーイ」8月公開
2020年5月21日 09:00
[映画.com ニュース]シャイア・ラブーフが長編映画の脚本家デビューを果たし、2019年のサンダンス映画祭で審査員特別賞(ドラマ部門)を受賞した映画「ハニー・ボーイ(原題)」が、「ハニーボーイ」の邦題で、8月7日に公開されることがわかった。「フォードvsフェラーリ」「クワイエット・プレイス」シリーズの注目子役ノア・ジュプが主演し、ルーカス・ヘッジズ、ラブーフが共演。あわせて、予告編とポスターもお披露目された。
世界中の映画祭で絶賛を浴び、米批評家サイト「Rotten Tomatoes」で94%(5月20日時点)というハイスコアをマークした本作。ハリウッドで人気子役として活躍する12歳のオーティスは、マネージャーを務める愛情表現が不器用な父ジェームズとぶつかり合う日々に苦悩していた。オーティスは、自分を心配してくれる保護観察官トム、モーテルに住む隣人の少女シャイガール、撮影現場の大人たちとの出会いを経て、成長していく。
予告編は、父との思い出を問われた22歳のオーティスが涙ながらに呟く、「親父が俺にくれたのは“痛み”だけだ」という言葉でスタート。かつて人気子役だったオーティスは、マネージャーとして付き添う、前科者で無職の父ジェームズに振り回されてばかり。孤独感とフラストレーションを募らせ、ついに「いい加減にして!」と感情を爆発させる。「ただ普通の親子でいたかった」と愛情に飢えていたオーティスと、「お前に分かるか? 息子に稼いでもらってる俺の気持ちが」と心情を吐露するジェームズ。すれ違う関係が切なく、親子の明るい未来を願わずにはいられない映像が完成した。
ポスターは、柔らかい光に照らされ振り向いた12歳のオーティスの、寂しげな表情を活写。22歳のオーティスが過去を振り返っているような「大人になった今、僕は知った。そこに、愛があったことを――」というコピーが添えられており、ノスタルジックでセンチメンタルな仕上がりとなった。
「ハニーボーイ」は、8月7日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。