ジョナ・ヒルがA24とタッグの初監督作、9月公開 90年代への愛にあふれた青春物語
2020年3月31日 12:00

[映画.com ニュース]俳優のジョナ・ヒルと、「ミッドサマー」「レディ・バード」などで知られる気鋭の映画スタジオ、A24とタッグを組んだ初監督作「mid90s(原題)が、「mid90s ミッドナインティーズ」の邦題で、9月4日に公開されることがわかった。1990年代の米ロサンゼルスを舞台に、シングルマザー家庭で育った少年がスケートボードを通じて仲間と出会い、大人の扉を開いていく青春ストーリー。2018年のナショナル・ボード・オブ・レビューの「インディペンデント映画トップ10」に選出され、全米4館から1200スクリーンに拡大公開するスマッシュヒットを記録した。
懐かしくも新しい90年代への愛情と夢をたっぷりと詰めこみ、ヒル自身の10代の思い出をもとに描いた少年たちの成長物語。「40歳の童貞男」などジャド・アパトー作品でキャリアを積んだ後、「マネーボール」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でアカデミー賞の助演男優賞に2度ノミネートされるなど、実力派俳優として活躍するヒルが、初めてメガホンをとる。主人公の13歳の少年スティーヴィーを演じるのは、「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」「ルイスと不思議の時計」のサニー・スリッチ。「ファンタスティック・ビースト」シリーズのキャサリン・ウォーターストンが母親ダブニー、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「WAVES ウェイブス」のルーカス・ヘッジズが兄イアンを演じ、脇を固めた。
キーワードとなっている“90年代”の雰囲気と感覚を再現するため、全編16ミリフィルムにこだわり撮影されている本作。スーパーファミコン、カセットテープ、ストリート・ファイターなど懐かしいアイテムも見どころだ。ナイン・インチ・ネイルズのフロントマン、トレント・レズナーが音楽を手掛けるほか、ニルヴァーナ、ピクシーズ、モリッシー、シール、ファーサイド、ウータン・クラン、ア・トライブ・コールド・クエストなどによる、当時のヒット曲がちりばめられている。海外のメディアからは「ジョナ・ヒルの監督デビュー作は、90年代のLAに連れ戻してくれる。最高に魅力的!」(ローリングストーン誌)、「ジョナ・ヒルによる『レディ・バード』! 監督自身の青春と才能から生まれた宝石」(ハリウッド・レポーター誌)と、絶賛評が相次いだ。
あわせてお披露目されたティザービジュアルは、スティーヴィーの姿と「たちあがれ、何度でも」というコピーをおさめたもの。不安と希望を胸に抱きながらも、未来へと立ち向かおうとする覚悟が伝わってくる。
「mid90s ミッドナインティーズ」は、9月4日から新宿ピカデリー、渋谷パルコ8F WHITE CINE QUINTOほか全国で公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】人類滅亡…“命より大事な誰か”のためなら自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

阿部寛、今度はAIを騙す、10秒で。
【クセ強演技の達人芸】予告編だけでこんな観たくなること…ある!?狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映