スコセッシ監督&ディカプリオ主演の新作もNetflix映画となるか?
2020年4月14日 11:00

[映画.com ニュース]米人気俳優レオナルド・ディカプリオと巨匠マーティン・スコセッシとの6度目のタッグとなる「Killers of the Flower Moon(原題)」が、スコセッシ監督の前作「アイリッシュマン」に続き、Netflixのオリジナル映画となる可能性が出てきたと、米ワシントン・ポスト紙が報じている。
「Killers of the Flower Moon(原題)」は2017年に刊行された作家デビッド・グランの同名犯罪ノンフィクション(邦訳「花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」早川書房・刊)を映画化する作品。1920年代の米オクラホマで、裕福な先住民オセージ族とその関係者が次々と不審死した石油利権と人種差別が絡みあう残虐な実話を基にしている。
「フォレスト・ガンプ 一期一会」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のエリック・ロスが脚本を執筆し、レオナルド・ディカプリオは特別捜査官トム・ホワイト役。さらに、スコセッシ監督作の常連で、「ボーイズ・ライフ」と「マイ・ルーム」でディカプリオと共演経験のあるロバート・デ・ニーロが出演するといわれている。
製作、配給を行う米パラマウント・ピクチャーズは今年下半期のクランクインを目指して準備を行ってきたが、スコセッシ監督が呈示した製作費2億ドルという予算に難色を示しているという。そのため、スコセッシ監督は「アイリッシュマン」を製作したNetflixをはじめ、Apple、ユニバーサル、MGMなどと交渉を行っているようだ。
スコセッシ監督の前作「アイリッシュマン」は、1億5000万ドルという高額な制作費にハリウッドのメジャースタジオが及び腰になるなか、潤沢なコンテンツ予算を持つNetflixが獲得した。
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