オスカー受賞のポン・ジュノ監督、崇拝するスコセッシ監督からの手紙に大感激
2020年2月23日 18:20

[映画.com ニュース] 監督・共同脚本を手がけた「パラサイト 半地下の家族」が、第92回アカデミー賞で英語以外の外国語映画で初となる作品賞に輝いただけでなく、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を制するという歴史的快挙を成し遂げたポン・ジュノ監督。その興奮も冷めやらぬなか、母国韓国での凱旋記者会見に臨んだポン監督が、オスカー以上に嬉しいプレゼントを手にしていたことを明かした。米Indiewireが伝えている。
会見が始まって早々に「実は今朝、マーティン・スコセッシ監督からお祝いの手紙が届いたんです」と嬉しそうに切り出したポン監督は、「個人的な手紙なので、詳しい内容についてお話するわけにはいきませんが、最後に『君は本当によくやった。まずはゆっくり休みなさい。でもあまり長く休んじゃダメだよ』という一文とともに、彼自身を含めた多くの映画監督が、私の次回作をどれだけ楽しみにしているかという期待が綴られていました」と照れながら明かした。
スコセッシ監督が自分にとって最大のヒーローであると以前より度々公言してきたポン監督は、先ごろ行われたアカデミー賞授賞式で監督賞を受賞した際にも、「最も個人的なことこそ最もクリエイティブなこと」というスコセッシ監督の金言を引用したスピーチで憧れの巨匠に敬意を表し、スタンディングオベーションを巻き起こした。また、ニューヨーク批評家協会賞で最優秀外国語映画賞を受賞した際にも同様に、「スコセッシ監督がいる前で受賞スピーチをするなんて、現実とは思えません」と興奮を隠しきれない様子で、「レイジング・ブル」や「グッドフェローズ」といったスコセッシ監督の代表作にまつわる思い出を語っていた。
アカデミー賞の歴史を塗り替える偉業を成し遂げたとはいえ、ポン監督にとっては憧れの巨匠が心を込めてしたためた直筆の手紙のほうが、オスカーより価値あるものになったかもしれない。ポン監督は現在、米有料チャンネルHBOが、「パラサイト 半地下の家族」を英語版リメイクとしてリミテッドシリーズ化する企画に、制作総指揮のひとりとして携わっているが、監督としての次回作については未定。
一方のスコセッシ監督は、盟友ロバート・デ・ニーロとレオナルド・ディカプリオをダブル主演に迎えた、同監督にとって初の西部劇「Killers of the Flower Moon(原題)」の撮影開始を間近に控え、準備に追われている。
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