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タル・ベーラの愛弟子、小田香監督が「第1回大島渚賞」受賞 記念上映会で新作「セノーテ」披露

2020年2月17日 08:00

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小田香監督と「第1回大島渚賞」の審査委員長を務めた坂本龍一氏、審査委員の黒沢清監督
小田香監督と「第1回大島渚賞」の審査委員長を務めた坂本龍一氏、審査委員の黒沢清監督
(C)Oda Kaori Photo by zakkubalan(C)2017 Kab Inc.

[映画.com ニュース] ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が大島渚監督の名を冠して創設した「大島渚賞」の第1回受賞者が、ハンガリーの巨匠タル・ベーラの愛弟子として知られ、「鉱 ARAGANE」「セノーテ」を手掛けた小田香監督に決定した。

1977年から40年以上にわたり国内外に自主映画を紹介してきたPFFが新設した、映画の未来をひらき世界へ羽ばたこうとする、若く新しい才能に対して贈られる「大島渚賞」。音楽家の坂本龍一氏が審査委員長を務め、黒沢清監督とPFFのディレクター・荒木啓子氏が審査員として討議を重ね、小田監督が選出された。

2011年に米ホリンズ大学の教養学部映画コースを修了した小田監督は、13年にベーラ監督(「ニーチェの馬」「サタンタンゴ」)が指揮した若手映画作家育成プログラム「film.factory」に第1期生として参加。15年にボスニアの炭鉱に入った初長編作品「鉱 ARAGANE」(監修:ベーラ監督)を完成させ、大きな話題を呼んだ。

ロッテルダム国際映画祭2020、山形国際ドキュメンタリー映画祭2019に正式出品された新作「セノーテ」(6月から劇場公開)では、メキシコ・ユカタン半島の北部に点在し、セノーテと呼ばれる洞窟内の泉をとらえた。マヤ文明の時代から、現世と黄泉を結ぶと信じられてきたセノーテでは、かつて雨乞いの儀式のために少女たちが生贄として捧げられてきたという。小田監督が水中撮影に挑み、神秘的で美しい水源の映像と、セノーテをめぐる歴史と記憶が交差していくさまを映し出した。

同賞の授賞式は、3月19日に東京・丸ビルホールで開催。翌20日の午後1時30分から行われる同ホールでの記念上映会は、小田監督の「セノーテ」がお披露目され、小田監督と坂本氏、黒沢監督のトーク、さらに大島監督作「青春残酷物語」(デジタル修復版)の上映も予定している。上映会の前売券は、2月19日午前10時から「チケットぴあ」で発売。詳細は、PFFの公式サイト(https://pff.jp/jp/)で確認できる。

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