サタンタンゴ

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サタンタンゴ
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解説

2011年の「ニーチェの馬」を最後に56歳で映画監督からの引退を表明したハンガリーを代表する巨匠タル・ベーラ監督が1994年に発表した作品で、4年の歳月をかけて完成させた7時間18分におよぶ長編大作。ハンガリーのある田舎町。シュミットはクラーネルと組んで村人たちの貯金を持ち逃げする計画を企てていた。その話をシュミットが彼の女房に話しているところを盗み聞きしていたフタキは、自分もその話に乗ることを思いつく。その時、家にやって来た女は「1年半前に死んだはずのイリミアーシュが帰ってきた」と、にわかに信じられないことを口にする。イリミアーシュが帰ってくることを耳にした村人たちは、酒場に集まり議論するが、やがてその場は酒宴となり、いつものように夜が更けていった。そして翌日、女の言葉通りにイリミアーシュが村に帰ってきた。日本では映画祭などでの上映のみだったが、2019年にベルリン国際映画祭フォーラム部門で初披露された「4K デジタル・レストア版」で19年10月に劇場初公開される。

1994年製作/438分/ハンガリー・ドイツ・スイス合作
原題:Satantango
配給:ビターズ・エンド

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映画レビュー

5.0もの凄い作品でした

白波さん
2020年2月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

やっと観ることができました。
私が今まで観てきた作品で一番長かった作品は、ベルトルッチの「1900年」の5時間でした。
しかしそれを大きく上回る7時間18分の長尺作品。
二回のインターミッションを含めると、8時間という驚異的な上映時間。
そしてその長い尺に反してカット数は約150。
この時点でこの作品が尋常でないのがわかります。

舞台はハンガリーの貧しい村で、ひたすらに陰鬱な世界が広がります。
しかしながらスクリーンに映された映像は実に美しい、吸い込まれるようです。
そしてひたすらに長回しによって村人の生活が映し出されます。
それは物語を追うのではなく、観客を作品に同期させていくような感じでした。
驚異的な長回し、遠く聞こえるうねりのような音にいつまでも続く時計の音、吹きすさぶ風に雨。
いつしか思考する事が無くなり、何だか作品に潜っていくような感覚でした。
ひょっとしたら所々軽く意識が飛んでたのかもしれないです。
けど各章のタイトルやインターミッションの文字が出るとハッと我に返るので、寝ていた感じもなかったんですよね。
モノクロ作品なんで完全に錯覚なのですが、途中から空などに薄い色がついてるようにも見えていました。
説明するのが難しいのですが、そんな何とも言えない貴重な体験でした。
今まで自分が観てきた映画とは明らかに異質で、まさに作品に入り込んでいたよう。
劇場までの往復を考えると一日を使ってしまう事、公開するとソールドアウトが多い事、正直ハードルはかなり高い作品でしょう。
しかしリバイバルの機会があるのならば、私は必ずまた観に行くと思います。

囚われた円環の中で、永遠に悪魔とタンゴを踊り続ける。
私の映画観を塗り替える、もの凄い作品でした。

※あの猫。何でも獣医立会いの元撮影され、そのまま監督が飼ったらしいですね。
色々すごいです。

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白波

2.5前半観てません

おつかさん
2020年2月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

最初の幕間のあと入りました。
猫虐待シーン大注意。
とにかく時間かけて撮ったのはよくわかった。

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おつか

5.0尻が痛い!

shantiさん
2020年2月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

幸せ

7時間18分、キッチリ見て来た。素晴らしい映像美の中にドップリのめり込んだ幸福な時間が過ごせた。この上映時間の長さに肉体的には尻の痛さに何度も座り替えたり、座り直したりで苦痛であったが、感覚的には言うほど長くは感じなかった。やはり、タル・ベーラ監督の天才が為せる技なのかと変に感心してしまった。風のシーン、雨のシーン、泥のシーン、撮られた自然現象と風景が非常に美しく、詩的である。モノクロでこれほど視覚的に美しく撮れるとは、映画の魅力は尽きないと新たな発見に感動を覚えた。監督は既に引退されたとのことだが、これだけの作品を撮ったのだから、もう自らの作品としては納得が行ったのだろう。監督の功績な対して、素直に拍手を送りたい。豊かな時間を直接手渡してもらった気分の余韻がまだ続いている。最後に一つだけ苦言を呈したい。演出上、必要不可欠なシーンであっても、白痴の少女が猫を虐待した上に殺すシーンは不愉快だった。

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shanti

5.0観て良かった

Raspberryさん
2020年2月6日
iPhoneアプリから投稿

7時間を超える上映時間が苦にならなかった。ハンガリーまで日帰り旅行したと思えばラクなもんだ。

自由のない社会主義は奴隷と野蛮をあらわす。与えられた労働とわずかな配給の環境では「働くことは負け」である。
そうして何も思考せず、目の前のことに反応するだけでは真に生きているとは言えない。風が吹くたびに吹き飛ばされる紙クズに等しい。
あたかも自分勝手に自由意志で振る舞っているようで、実は富裕層に都合よく利用されていることに全く気付かない者たちを富裕層は「奴隷」と呼ぶ。

オープニングの牛たちは好き勝手に行動しているようで、自然と同じ方向に向かっていった。

ドストエフスキーの「悪霊」を思い出す。豚の群れに入り込んで、破滅をもたらそうとしているのは何か。それは誰なのか。これらの想像力と問いを持ち続けることは、現在だからこそ必要なのかもしれない。

誰もがサタンにタンゴを踊らされる危険があるのだから。

インチキ教祖まがいのリーダーがいたとしても、そんな者の軍門に屈服するくらいなら、むしろ苦悩を享受することによって世界を生き抜きたい。そして、そのような方法でしか人間の自由は獲得できないではないか。

足の不自由なフタキだけが立ち去ったところで見事なラストだと思ったが、そこで終わりではなかった。

廃村に残った医者は、外界を断ち切るように窓に板を打ち付けた。光を失うと同時に、ここにはサタンも入り込めない。

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Raspberry
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