山崎賢人×松岡茉優「劇場」に寛一郎、伊藤沙莉、浅香航大、「King Gnu」井口理ら参戦!
2020年2月14日 08:00
[映画.com ニュース] 山崎賢人と松岡茉優が共演し、芥川賞作家・又吉直樹の小説を映画化する「劇場」に、寛一郎、伊藤沙莉、浅香航大、4人組人気バンド「King Gnu」のボーカル・井口理らが出演していることがわかった。あわせてポスターもお披露目され、すれ違う男女の「生涯忘れることができない恋」をめぐる様々な感情が写し出されている。
「世界の中心で、愛をさけぶ」「ナラタージュ」など多彩な恋愛映画を手掛けてきた行定勲監督がメガホンをとり、又吉が「恋愛がわからないからこそ、書きたかった」という思いをこめて執筆した同名小説を映画化。山崎が演劇に身も心も捧げる不器用な青年・永田、松岡が葛藤や迷いを胸に秘めながらも純粋に彼を愛そうとする健気な沙希を演じ、ふたりの7年にわたる恋愛模様を描く。
中学からの友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本家兼演出家を担っていた永田は、上演ごとに作品を酷評され、劇団は解散状態にまで追いこまれていた。ある日、永田は女優になる夢を抱き上京し、服飾の学校に通う学生・沙希と出会う。常に演劇のことだけを考え、生きることに不器用な永田を、沙希は「よく生きてこれたね」と笑い、いつしかふたりは恋に落ちる。沙希は自宅に永田を迎え応援し、永田もまた自分を理解し支えてくれる彼女に今まで感じたことのない安らぎを見出すが、理想と現実の差を埋めるように、ますます演劇に没頭していく。
Amazon Prime Videoの配信ドラマ「湘南純愛組!」が控える寛一郎は、永田とともに劇団「おろか」を結成する野原、Netflixドラマ「全裸監督」や「ステップ」など話題作が続く伊藤は永田と仲たがいするものの、友人として心配し続ける「おろか」の元団員・青山を演じる。
テレビドラマ「あなたの番です」で注目を浴びた浅香は、注目の劇団「まだ死んでないよ」に所属し、沙希のバイト先の居酒屋で働く田所役。昨年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たした「King Gnu」の井口が、永田と同い年で注目の劇団「まだ死んでないよ」を主宰する小峰役を務めるほか、上川周作、大友律、三浦誠己も出演している。
ポスターには、永田と沙希の切ない表情と、ふたりのなかむつまじい日々を捉えたカットが並置されている。タイトルの背後でクロスする赤と青のラインは、互いに思い合いながらもすれ違う、ふたりの未来を暗示しているかのようだ。劇中で永田が呟く印象的なセリフ「一番会いたい人に会いに行く こんな当たり前のことがなんでできなかったんだろう」というコピーが、印象的に浮かび上がっている。
「劇場」は、4月17日から全国公開。
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