心を許した友の真実は、何を照らすのか…綾野剛×松田龍平「影裏」ロング予告編

2020年2月1日 09:00

大友啓史監督が、第157回芥川賞を受賞した沼田真佑氏の小説を実写映画化
大友啓史監督が、第157回芥川賞を受賞した沼田真佑氏の小説を実写映画化

[映画.com ニュース]綾野剛松田龍平が初共演を果たした、大友啓史監督作「影裏」のロング予告編が公開された。映像では、分かり合えていたと思っていた親友が姿を消し、様々な“影の顔”“裏の顔”が明らかになっていくさまが、ミステリアスに切り取られている。

第157回芥川賞を受賞した沼田真佑氏の同名小説を実写映画化。会社の転勤で全てを捨てるように岩手・盛岡に移り住んだ今野は、同僚の日浅と出会い、仲を深めていく。しかし、ある日突然、日浅は今野に一言も告げずに会社を辞めてしまう。「楽園」「閉鎖病棟 それぞれの朝」の綾野が今野を演じ、本作の演技で中国・海南島で行われた第2回海南島国際映画祭のベストアクター(最優秀俳優賞)に選ばれた松田が、謎めいた日浅役を務めた。

ロング予告編の冒頭では、ザクロをかじる今野に「うまい? 人間の味がするからな」と日浅が声をかける、どこか不穏な場面でスタート。慣れない土地でただ一人、日浅に心を許した今野は、酒を酌み交わしたり、釣りに出かけたりと、遅れてやってきた青春のような日々に心地よさを感じていた。しかし日浅が姿を消すと、映像の雰囲気は一変。日浅が、あることで父親に縁を切られていたこと、同僚にお金を借りていたことなど、日浅の行方を追うほどに、思いもかけなかった真実が浮かび上がってくる。日浅の「知った気になるな。お前が見ているのはほんの一瞬光が当たった所だけだってこと。人を見るときはその裏っかわ。影の一番濃い所を見るんだよ」という言葉が、意味深に響いている。

あわせて、著名人から寄せられたコメントもお披露目。「愚行録」「蜜蜂と遠雷」を手掛けた石川慶監督は、「役者たちは、この映画の中にただ静かに在る。思い起こしてみても、僕はずっと彼ら自身というよりも、彼らの影をじっと見ていたように感じる。真っ黒な影のその奥を、そうやっていつまでも覗き込んでいると、ふいに生々しい“真実”が顔を出す。映画がなすべき仕事だ、と強く思った」と絶賛する。

」が控える瀬々敬久監督は、「人間が立ち向かえない自然という怪物。人はずっと昔からそこを経験してきたし、これからも抗い続ける。実は3.11以降も以前もない。そして人も謎であるということ。この映画が指し示してくれたことは途轍もなく大きい。破壊の跡からは、小さな芽が生まれ、育つ。この映画には生きていくことが充満している」と語る。「ハゲタカ」シリーズで知られる小説家・真山仁氏は、「深く心を寄せる人を、自分の思い込みと期待で塗り固めてしまう――。それは、誰しもが陥る罠であり、孤独の証だ。美しい岩手の風景の中で、誰もが隠したい“醜い素顔”が現れた時、絆の真理が見えてくる」と紐解いた。

影裏」には、ほか國村隼筒井真理子中村倫也永島暎子安田顕、平埜生成も出演。2月14日から全国で公開。

(映画.com速報)

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