石橋蓮司主演「一度も撃ってません」に佐藤浩市、豊川悦司ら 豪華追加キャスト発表&予告編
2020年1月28日 05:00
[映画.com ニュース]個性派名俳優の石橋蓮司18年ぶりの映画主演作で、大楠道代、岸部一徳、桃井かおり出演による阪本順治監督最新作「一度も撃ってません」の公開日が4月24日に決定、このほど、豪華な追加キャストの面々と予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目され、共演陣が本作出演を喜ぶコメントを発表した。
映画は、「野獣死すべし(1980)」の丸山昇一の脚本で、ハードボイルドを気取る時代遅れの小説家の市川が、妻や友人も巻き込んで人生最大の騒動を起こしてしまう大人のコメディ。参戦するのは、佐藤浩市、豊川悦司、江口洋介ら、日本映画をけん引する主演級俳優陣と、妻夫木聡、新崎人生、井上真央、柄本明、前田亜季、渋川清彦、小野武彦、柄本佑らバラエティに飛んだ面々。また、新世代の最年少として、寛一郎が実父の佐藤浩市と初共演を果たし、世代を超えた豪華俳優陣の共演に期待が高まる。
予告編では、ムーディなジャズをバックに、秘密基地めいた地下のバーに集う市川と、ひと癖ある仲間たちを紹介。拳銃騒動や殺人依頼などのエピソードが挟み込まれ、ハードボイルドな展開を期待させるが、市川の行き過ぎた願望により思わぬ事態が起こるさまをコミカルに描き出している。
「一度も撃ってません」は4月24日から、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国公開。
同世代が多い現場で、充実した撮影期間でした。石橋蓮司さんとはプライベートでもご一緒する事が多いのですが、夫婦役としては「団地」以来2回目、いつもと変わらず、とても居心地良く共演させていただきました。皆さん心から楽しんで演じていたので、作品を観る方も絶対に楽しめるものになっていると思います。
今回、(石橋)蓮司さんを主役にしてそこに皆が集まりひとつの作品を撮るという話からはじまりました。俳優としての現実的な部分と、夢のようなものを持っているのですが、今回はその夢が実現したような気がします。尊敬する俳優の石橋蓮司さんと、普通ならば主役の人たちが皆集まり脇になって一緒に楽しんで何かをつくろうということはなかなかないことなので、楽しみと緊張感といったものが一緒になってます。僕ら世代が中心になってひとつのものが成立している。蓮司さん世代が真ん中にくるとちょっと何か景色がかわる、そんな感じはあります。
私が以前監督に「石橋蓮司を主演で映画を一本撮ってね」と言ったことが、この企画の立ち上がりのキッカケのひとつだったという事で、今回は、「断れないよね?」という出演交渉だったんです(笑)。初めて阪本組に参加したんですけど、撮影前は一番私が緊張していたと思います。でも、今回は蓮司さんはじめ、とても仲の良い方々との共演という事で、今までの作品で一番緊張しなかった作品になったかもしれない(笑)。私が一番最初に芝居をした時の映画(『あらかじめ失われた恋人たちよ』)で主演が蓮司さんだった事もあり、石橋蓮司という俳優の背中を見て生きてきた訳です。蓮司さんは頭が良くて、面白くて、鋭いのにかわいくて。しばらく普通の人間がつまらなく感じるくらい“世界で一番しゃれた男”だと思っています。阪本監督は、非常に合理的で、簡潔で、柔軟で、スタッフもみんなアイデアを出せる現場。もう楽しい限りでしたね。俳優陣皆さんが、無条件に阪本組に参加しているという関係性が素晴らしいです。こんなに美しい関係を築いている日本映画は見たことないです。とても贅沢な映画に参加したと感じてます。
創る方も創る方だし、観る方も観る方な映画が出来ました。でも世界中の何処を探してもない,日本映画だけが持つ優しさと暖かさに包まれた映画です。
僕の役者人生になくてはならなかった先輩達と後輩達との贅沢な時間、阪本さん、ありがとう。
ベテラン俳優石橋蓮司さんと阪本順治監督という強力なコンビがタッグを組んだ手作りな映画です。昭和の不器用な大人達の本気の喜劇作品に参加でき、特別な時間になりました! 是非、映画館で楽しんで下さい!!
約11年ぶりの阪本監督からのオファーに歓喜。石橋蓮司さんを始め、錚々たるメンバーの中に加えて頂けてとても幸せでした。どんな役にも愛情たっぷり命を吹き込んでくれる阪本監督に底知れぬ映画愛を感じました。ハードボイルドな石橋蓮司さんのたまに見せるキュートさが最高です。是非、劇場で観て頂きたいです。
大物俳優ばかりで、まさに世界中の怪物レスラー達に囲まれたバトルロイヤルのような凄い現場でした。
出なければいけない映画でした。
石橋さんと岸部さん、お2人との共演シーンでは、佇まい、その背中から滲み出るものって本当にあるんだなぁ、見えるんだなぁ、と感じるとても幸せな撮影時間でした。こんな可愛らしい魅力有るにんげんになれたらな…と。憧れる世界が映画の中にありました。私はニヤつきながら終始みていました。是非ご覧頂きたいです。
石橋蓮司さんの息子役をやらせてもらった「半世界」に続き二度目の阪本組。40半ばにさしかかった自分は、今や現場で年上になりつつある立場が増えてきましたが、今回の阪本組の現場では、自分が若輩者という立場でありがたく演らせて頂きました。石橋蓮司さんの背中をみて、生きてきた道、懐の深さを勝手に学ばさせてもらっています。
蓮司さん主演で阪本監督が新作を撮ると聞いたんですが、「歩行者とかでもいいので、何とか出れませんかね…」なんて社長に相談したのは初めてのことです。何故って、超絶大好きな蓮司さんの主演作にワンカットも自分が出てないなんて悔し過ぎると思ったからです。しかも阪本組ですよっ。禁じ手を使い出させていただきました…しかし!出れて本当に嬉しかった!最高!
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