ナタリー・ポートマンがポップスター役で魅せる光と闇 Siaの楽曲が彩る衝撃作、4月公開

2020年1月24日 08:00


ジュード・ロウ、ラフィー・キャシディ、ステイシー・マーティン共演
ジュード・ロウ、ラフィー・キャシディ、ステイシー・マーティン共演

[映画.com ニュース] オスカー女優ナタリー・ポートマンが主演し、製作総指揮も務めた「ボックス・ルクス(原題)」が、「ポップスター」の邦題で4月3日に公開されることがわかった。あわせて、特報とポスタービジュアルもお披露目。映像では、ポップスターが抱える光と闇を描く本作で、代表作「ブラック・スワン」を彷ふつとさせる渾身の演技を披露し、大ヒット曲「Chandelier」で知られる世界的アーティスト・Siaが手掛けた楽曲を歌い上げるポートマンが映し出されている。

物語の主人公は、クラスメイトが起こした銃乱射事件に巻きこまれるが、死の淵から生還したセレステ。皮肉にも姉エレノアと作った追悼曲が大ヒットし、敏腕プロデューサーに見初められ、一躍スターダムを駆け上がる。それから18年後、度重なるスキャンダルで活動を休止していた彼女は、再起をかけたカムバックツアーに挑む。しかしツアー初日、セレステの過去を模倣したある事件が起こり、蘇るトラウマに苦しみながらも彼女はステージに向かう。

子役時代に「レオン(1994)」で大ブレイクし、「スター・ウォーズ」シリーズでも人気を博したポートマンは、波乱の人生を送るポップスター・セレステを演じる。「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」「キャプテン・マーベル」のジュード・ロウは、セレステをスターの座へと導くプロデューサー役。ラフィー・キャシディ(「トゥモローランド」)がセレステの幼少期と、セレステの娘を1人2役で体現し、ステイシー・マーティン(「グッバイ・ゴダール!」)がエレノアに扮する。さらに、「永遠の門 ゴッホの見た未来」のウィレム・デフォーが劇中ナレーションを務めている。

監督と脚本を担うのは、「シークレット・オブ・モンスター」でデビューを果たしたブラディ・コーベット。ポートマン、ロウとともに、音楽を手掛けたSiaもエグゼクティブプロデューサーとして名を連ねている。

ポスターは、艶やかな衣装と奇抜なメイクに身を包み、力強いパフォーマンスを見せるセレステをとらえたもの。「炎上も賞賛も、わたしの居場所(ステージ)。」というコピーからは、スターとしての揺るぎない信念や覚悟が垣間見える。

特報には「気高く輝かしく彼女は世界を魅了してきた」という言葉とともに、観客を前に輝きを放つセレステを活写。一方で、「人として扱われない。うんざりよ!」とスターとしての窮屈な生活を嘆き、エレノアの前で涙を流す姿も。銃声が響く壮絶な過去やスキャンダルを全て飲みこみ、華やかなステージへとあがるセレステの鮮烈な生き様が切り取られている。

「ポップスター」は、4月3日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で順次公開。

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