米ウォルト・ディズニー「フォックス」の名を完全排除 オープニングロゴも刷新
2020年1月20日 16:00

[映画.com ニュース] 2019年3月に21世紀フォックスを買収した米ウォルト・ディズニーが、傘下となった20世紀フォックスとフォックス・サーチライトから「フォックス」の名を外す決定を下した。
「20世紀フォックス」は「20世紀スタジオ」に、アートハウス系の作品で知られる姉妹スタジオの「フォックス・サーチライト・ピクチャーズ」も「サーチライト・ピクチャーズ」に名称変更となる。2月21日全米公開のハリソン・フォード主演作「野性の呼び声」、同14日全米公開のウィル・ファレルとジュリア・ルイス=ドレイファス共演する新作コメディ「Downhill(原題)」から、それぞれ「20世紀スタジオ」と「サーチライト・ピクチャーズ」に表記が改められるという。
これに伴い、「フォックス」のオープニングロゴも刷新されるが、「フォックス」の文字を消す以外に大きく手を加えることはせず、ぐるぐると回るスポットライトもファンファーレもそのまま残されるとのことだ。
米バラエティが関係者から入手した話によれば、サーチライトの社員のメールアドレスが「fox.com」から「searchlightpictures.com」へと変更されるなど、早くもフォックスの名を完全に消し去るためのプロセスが始まっている模様。ただし、テレビ部門については、「20世紀フォックス・テレビジョン」と「フォックス21テレビジョン・スタジオ」の名称を変更するか否かの決断には至っていないという。
1935年の創設以来、「サウンド・オブ・ミュージック」「タイタニック」「ホーム・アローン」「ダイ・ハード」「スター・ウォーズ」など、映画史に残る名作、ヒット作の数々を世に放ってきた20世紀フォックス。先述のオープニングロゴも含め、ハリウッドを象徴するメジャースタジオとして世界中の映画ファンに親しまれてきた「フォックス」の名が消えてなくなることに、一抹の寂しさを禁じえない。

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