【全米映画ランキング】サム・メンデス監督の新作「1917 命をかけた伝令」が首位に
2020年1月15日 12:00

[映画.com ニュース]先週末の全米ボックスオフィスは、先日のゴールデングローブ賞ドラマ部門で作品賞を受賞したサム・メンデス監督の戦争ドラマ「1917 命をかけた伝令」が拡大公開により約3650万ドルの興収を叩き出し、首位に立った。
第1次世界大戦に英軍兵士として従軍したメンデス監督の祖父の実話を元に、「作戦中止」の指令を最前線に届けるために奔走した2人の兵士の命懸けのミッションを描いた同作。昨年のクリスマスから限定公開されていたが、ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞を受賞した直後という最高のタイミングで拡大公開され、大成功の興行となった。出演はジョージ・マッケイ、ディーン=チャールズ・チャップマン、マーク・ストロング、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ。撮影は「007 スカイフォール」「ブレードランナー2049」「ショーシャンクの空に」の名手ロジャー・ディーキンス。
2位は「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」。先週末の興収は約1520万ドルにとどまり、累計はまだ5億ドルに届かず。ディズニー配給の新3部作では最低の成績になる可能性も出てきた。
3位は「ジュマンジ ネクスト・レベル」。公開4週間での累計は約2億5700万ドルで、北米で4億ドル超を稼いだ前作超えはかなり厳しくなった。
約1000万ドルのオープニング興収で4位デビューとなったのは、ティファニー・ハディッシュ、ローズ・バーン、サルマ・ハエック共演のコメディ「Like a Boss」。正反対の性格を持つミア(ハディッシュ)とメル(バーン)の2人は美容会社を立ち上げるも、すぐに借金まみれに。そこに美容業界の大物女性クレア(ハエック)が救いの手を差し伸べてきたが、実は2人からアイデアを盗むのが目的と知り、ミアとメルは逆襲に出る。批評家からは厳しいレビューが多く集まり、興行的にも苦しいスタートとなった。監督はジェニファー・アニストン主演の「グッド・ガール」(2002)で知られるミゲル・アルテタ。
「1917」と同様にクリスマスから限定公開されていた「黒い司法 0%からの奇跡」は拡大公開により5位にランクイン。全米ベストセラー「黒い司法 黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う」(亜紀書房刊)を原作とした実録ドラマをマイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソン主演で映画化。レビューは上々だったが、拡大公開で興収約970万ドルと振るわなかった。監督はブリー・ラーソン主演「ショート・ターム」「ガラスの城の約束」のデスティン・ダニエル・クレットン。
その他、クリステン・スチュワート主演の深海スリラー「Underwater」はOP興収700万ドルと全く振るわず7位デビューとなった。
今週末は、レックス・ハリソンやエディ・マーフィ主演でも実写映画化された児童文学の名作をロバート・ダウニー・Jr.主演で再び映画化したアドベンチャー「ドクター・ドリトル」に、ウィル・スミス&マーティン・ローレンス主演の人気アクションコメディ第4弾「バッドボーイズ フォー・ライフ」などが公開となる。
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