モトーラ世理奈が歩み始める“再生の旅” 諏訪敦彦監督「風の電話」予告編完成
2019年12月13日 08:00

[映画.com ニュース] 諏訪敦彦監督(「M/OTHER(1999)」「ライオンは今夜死ぬ」)の最新作「風の電話」のポスタービジュアルと予告編が、このほどお披露目された。
本作のモチーフとなったのは、今は亡き大切な人と思いをつなぐ電話として、岩手県大槌町の小高い丘の上にある“風の電話”。2011年、佐々木格氏が「死別した従兄弟ともう一度話したい」という思いから、自宅の庭に白い電話ボックスを設置し、そこにラインの繋がっていない黒電話を置いた。東日本大震災以降、今は会えない家族や友人に心で話すことができる“風の電話”には、3万人を超える人々が訪れている。
「少女邂逅」「おいしい家族」「ブラック校則」で存在感を放ったモトーラ世理奈が主演を務め、西島秀俊、三浦友和、西田敏行といった実力派が結集。東日本大震災で家族を失った主人公ハル(モトーラ)が、広島から故郷・岩手県大槌町へ向かう旅を通じて、「風の電話」へとたどり着く様子を描いている。
ポスタービジュアルが、“風の電話”を中心に、はかない表情のハル、豪雨被害にあった広島で年老いた母と暮らす公平(三浦)、ハルと同じく震災で家族を失った森尾(西島)、かつての故郷の景色に想いを馳せる今田(西田)の姿を活写。また、それぞれの思いを反映したかのような「今だから、伝えたい」というコピーが添えられている。
予告編は、震災から8年が経ち、一見日常を取り戻しつつあった時、ハルの叔母が突然倒れてしまうという展開からスタート。「どうして全部奪うの」というセリフに、ハルの行き場の無い怒りや悲しみが凝縮されているかのようだ。やがて、公平、森尾、今田が抱いていた「それでも生きていく」という思いに触れ、ハルは次第に“光”を取り戻していく。
「風の電話」は、20年1月24日に全国公開。
(C)2020 映画「風の電話」製作委員会
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
BS12 年またぎ映画祭2025
【全部無料の神企画】筋肉・秒殺・脱獄・名作でストレス即・爆・散!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
こんなに面白かったのか――!!
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「早く教えてほしかった…」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
映画を500円で観よう
【2000円が500円に】知らないとめっっっっっっっちゃ損 絶対に読んでから観に行って!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー