野本梢監督の初長編「透明花火」公開決定、注目の若手俳優共演の群像劇
2019年12月2日 16:00
[映画.com ニュース] 「私は渦の底から」で第10回田辺・弁慶映画祭の映画.com賞を受賞した野本梢監督の初長編監督作品「透明花火」が、2020年3月14日から池袋シネマ・ロサで公開されることが決定した。
野本監督は、LGBTや発達障害などを主に題材とし、最近では「次は何に生まれましょうか」でも各映画祭でグランプリなどを受賞している注目の若手監督。初長編監督作となる「透明花火」は、人間関係にどこか不器用な人々が、そっと傷つきながらも懸命に人と向き合おうとする姿を描く群像劇。主演は、「あいが、そいで、こい」「イソップの思うツボ」など出演作が相次いでいる高橋雄祐。共演は、「死んだ目をした少年」「羊とオオカミの恋と殺人」の清水尚弥、「友だちのパパが好き」の安藤輪子、「次は何に生まれましょうか」の根矢涼香、みひろ、百元夏繪、土山茜、櫻井保幸、東野瑞希、手島実優、古山憲正。
「死んだ目をした少年」(加納隼監督)の脚本を手掛けた三浦賢太郎が企画・脚本・プロデュース。三浦は「オリジナル企画が通らないなか、企画から上映まで自分で責任持ってやってみよう。3年ほどかかって、なんとか公開までたどり着きました。こういう形で映画に関わるのは最初で最後でしょう。観てくれると嬉しいです」と述べている。音楽はミドリカワ書房が担当した。
なお、「透明花火」の劇場公開を記念して、野本梢監督特集上映「私」が池袋シネマ・ロサで20年2月29日から3月13日まで開催される。笠松七海主演で大学生の葛藤を描いた新作短編「アルム(仮)」のほか、「次は何に生まれましょうか」「私は渦の底から」「わたしが発芽する日」を含む15作品が上映される。
野本監督は「私は周囲の人に恵まれ幸せに生きてきました。でも、その中で小さな救われない思いに出会っては、ぐっと自分の中に押し込んでは周囲を羨んでばかりでした。そんな連鎖を生まぬよう、埋もれがちな感情を描いていきたいです」とコメントを寄せている。
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