透明花火

劇場公開日:

透明花火

解説

「私は渦の底から」で第10回田辺・弁慶映画祭、映画.com賞を受賞した野本梢監督の初長編作。ナンパ塾を経営する一方で、私生活では祖母と暮らす淳。女性経験がないことに引け目を感じて生きている24歳の圭太。再会した同級生はキャリアウーマンとして人生を謳歌する一方で、自身はバイト生活に明け暮れる毎日を送る楓。親友の彼氏作りを手伝う女子高生の理恵。血のつながっていない息子との関係に悩んでいる真希。人間関係にどこか不器用で、それぞれが心に空いた穴にもがき苦しみながら日々を送る人たち。そんな彼らが大切な人と約束していた花火大会の日がやってきた。

2018年製作/97分/日本
劇場公開日:2020年3月14日

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映画レビュー

3.01111

2020年3月18日
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悲しい

幸せ

都内を舞台に様々な人が家族や恋愛や友情や自身にと、揺れる心情を描いた群像劇。

ダボシャツを着てチャラチャラとナンパ塾を開きつつ家では痴呆の祖母の面倒をみる男。
友人に連れられてナンパ塾に行った恋愛に頭でっかちで24歳にして童貞の男。
死んだ旦那の高校生の連れ子と上手く行かない主婦。
死んだ父親の再婚相手と上手く行かない男の子に一目惚れした女子高生とその友人。
就職出来ずずっと居酒屋でバイトをしている女性と就職し役職もついた元級友。

登場人物同士には絡みがあったり、町ですれ違う程度だったりと様々あるけれど、それぞれに秘密や悩みや表向きとは違う表情を持っている人達が、大切な人を近々開かれる花火大会に誘って誘われて。

衝撃的な出来事はないけれど、ちょっと寂しい普通の人の普通の話が、悲しかったり哀しかったり温かかったり、じんわりと沁みて面白かった。

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Bacchus
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