“嘘夫婦”大泉洋&小池栄子が愛人たちに「グッドバイ」! ドタバタ人生喜劇の予告完成
2019年11月29日 08:00

[映画.com ニュース] 大泉洋と小池栄子が出演し、成島出監督がメガホンをとった映画「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」の予告編と新ポスタービジュアルが完成した。今年で生誕110年を迎える文豪・太宰治の未完の遺作を、鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチが喜劇としてよみがえらせた戯曲を映画化。映像には、何人もの愛人を抱える文芸雑誌編集長・田島周二(大泉)が、ガサツでパワフルな担ぎ屋・永井キヌ子(小池)と“嘘(にせ)夫婦”を演じ、女たちに“グッドバイ”していくさまが切り取られている。
本作の題材となったのは、第23回読売演劇大賞最優秀作品賞に輝いたサンドロヴィッチの戯曲。2015年の舞台では仲村トオルと小池、生瀬勝久が演出を担う新たな舞台版(20年1月から上演)では藤木直人とソニンが共演する。「八日目の蝉」「ソロモンの偽証」2部作の成島監督がメガホンをとる映画版には、大泉と小池のほか、個性豊かな愛人を演じる水川あさみ、橋本愛、緒川たまきが結集。そのほか木村多江、濱田岳、松重豊、皆川猿時、田中要次、池谷のぶえ、犬山イヌコ、水澤紳吾、戸田恵子ら映画界、演劇界を代表する実力派キャスト陣が顔をそろえた。

物語の舞台は、戦後の混乱から復興へと向かう昭和の日本。予告編では、愛人と別れたいダメ男・田島と金がほしいキヌ子による嘘夫婦の企みが、ユーモラスに展開する。キヌ子を伴い田島が訪れたのは、思いを花言葉にのせて伝えるはかなげな花屋・青木保子(緒川)、「奥様、お目にかかれてとっても嬉しくってよ」とさらりと言ってのける挿絵画家・水原ケイ子(橋本)、きつめの診察を行うクールな女医・大櫛加代(水川)というタイプの違う3人の愛人。しかし、疎開のため離れて暮らしていた正妻・静江(木村)の登場、田島&キヌ子の関係の変化など、うまくいくかに思えた計画に様々な“番狂わせ”が生じてしまう。
さらに、「好きだー!」と絶叫しキヌ子を押し倒す田島が、キヌ子の怪力によって2階から突き落とされてしまうコミカルなひと幕も。総金歯で絵に描いたような成金となった編集部員・清川伸彦(濱田)、豪快に笑う作家・漆山連行(松重)、紙を丸呑みするキヌ子、なぜか喪服姿で楽しげに舞い踊る愛人たち――癖の強いキャラクターたちが織りなす、ドタバタ人生喜劇がノンストップで映し出されている。
ポスターは、太宰を彷ふつとさせるポーズで困り顔の田島、ほほ笑みを浮かべ田島を見守るキヌ子を活写。ふたりの背後には、引き止めるように手を伸ばす愛人と正妻の姿が確認できる。
「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」は、20年2月14日から東京・新宿ピカデリーほか全国で順次公開。
(C)2019「グッドバイ」フィルムパートナーズ
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