ケラリーノ・サンドロヴィッチ

82年、テクノバンド「有頂天」を結成し、86年にメジャーデビュー。自身が運営するレーベル「ナゴムレコード（後のナゴムカンパニー）」で「たま」や「筋肉少女帯」「電気グルーヴ」の前身「人生」をプロデュースする。85年には「劇団健康」を旗揚げし、92年の解散までほぼすべての作品で作・演出を担当。93年に自身が主宰する演劇ユニット「NYLON100℃」を結成した。98年、「フローズン・ビーチ」で第43回岸田國士戯曲賞、00年に「ナイス・エイジ」で東京都千年文化芸術祭優秀作品賞を受賞。02年には第1回朝日舞台芸術賞に選ばれたほか、第9回読売演劇大賞優秀演出家賞も受賞するなど、演劇界を代表する人物となる。03年、オリジナル脚本の「1980」で映画監督デビューを果たし、06年に好評を博したTVドラマ「おいしい殺し方 A Delicious Way to Kill」は再編集版が劇場公開された。同年は、TVドラマ「下北サンデーズ」に本人役でレギュラー出演している。筋肉少女帯の大槻ケンヂの半自伝的小説を映画化した「グミ・チョコレート・パイン」（07）ではメガホンをとり、続く映画「罪とか罰とか」（08）では脚本と監督と兼ねた。6年ぶりの映像作品となる連続ドラマ「怪奇恋愛作戦」では、脚本・演出だけでなくシリーズ監督を務める。