インディペンデント・スピリット賞のノミネートが発表
2019年11月25日 19:00
[映画.com ニュース] インディペンデント映画の祭典、第35回インディペンデント・スピリット・アワードのノミネートが発表された。
同賞は、製作費が2000万ドル以下の映画が対象。今年は「ウィッチ」のロバート・エガース監督による新作「The Lighthouse(原題)」と、「グッド・タイム」のジョシュア&ベニー・サフディ兄弟監督による新作「Uncut Gems(原題)」が、それぞれ最多5部門に選出された。
「The Lighthouse(原題)」は、1890年代の米ニューイングランドにある孤島を舞台に、灯台守をするふたりの男の運命を白黒の映像で描いたホラー。ロバート・パティンソンとウィレム・デフォーが共演し、それぞれが主演男優賞と助演男優賞にノミネートされたほか、監督賞、撮影賞、編集賞にもノミネートを果たした。
「Uncut Gems(原題)」は、ニューヨークのダイヤモンド街を舞台に、ギャンブルによる借金返済を迫られた宝石店オーナーを描く犯罪コメディで、アダム・サンドラーが主人公を演じた。本作は作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞、編集賞にノミネートされている。
続いて、医療施設用の車の運転手が失職するリスクを冒して、うるさい老人たちやロシア人ボクサーを葬式へ連れて行くコメディ「Give Me Liberty(原題)」、シャイア・ラブーフが子役時代の父との関係を振り返った自伝的映画「Honey Boy(原題)」が、それぞれ4ノミネートを獲得した。
第35回インディペンデント・スピリット・アワード授賞式は2020年2月8日(現地時間)、米サンタモニカで開催される。
主なノミネートは以下の通り。
▼作品賞
「名もなき生涯」
「Clemency(原題)」
「The Farewell(原題)」
「マリッジ・ストーリー」
「Uncut Gems」
▼監督賞
ロバート・エガース「The Lighthouse(原題)」
アルマ・ハレル「Honey Boy(原題)」
ジュリアス・オナー「Luce(原題)」
ベニー・サフディ、ジョシュア・サフディ「Uncut Gems(原題)」
ローリーン・スカファリア「ハスラーズ」
▼主演女優賞
カレン・アレン「Colewell(原題)」
ホン・チャウ「Driveways(原題)」
エリザベス・モス「Her Smell(原題)」
メアリー・ケイ・プレイス「Diane(原題)」
アルフレ・ウッダード「Clemency(原題)」
レニー・ゼルウィガー「ジュディ 虹の彼方に」
▼主演男優賞
クリス・ガルスト「Give Me Liberty(原題)」
ケルビン・ハリソン・Jr.「Luce(原題)」
ロバート・パティンソン「The Lighthouse(原題)」
アダム・サンドラー「Uncut Gems(原題)」
マティアス・スーナールツ「The Mustang(原題)」
▼助演女優賞
ジェニファー・ロペス「ハスラーズ」
テイラー・ラッセル「Waves(原題)」
ジャオ・シュウジェン「The Farewell(原題)」
ローレン・”ロロ”・スペンサー「Give Me Liberty(原題)」
オクタビア・スペンサー「Luce(原題)」
▼助演男優賞
ウィレム・デフォー「The Lighthouse(原題)」
ノア・ジュプ「Honey Boy(原題)」
シャイア・ラブーフ「Honey Boy(原題)」
ジョナサン・メジャース「The Last Black Man in San Francisco(原題)」
ウェンデル・ピアース「Burning Cane(原題)」
▼脚本賞
ノア・バームバック「マリッジ・ストーリー」
ジェイソン・ベギュエ、ショーン・スナイダー「トゥー・ダスト 土に還る」
ロナルド・ブロンスタイン、ベニー・サフディ、ジョシュ・サフディ「Uncut Gems(原題)」
チノニェ・チュク「Clemency(原題)」
タレル・アルビン・マクレイニー「ハイ・フライング・バード 目指せバスケの頂点」
▼外国語映画賞
「Invisible Life(原題)」ブラジル
「Les Miserables(原題)」フランス
「パラサイト 半地下の家族」韓国
「Portrait of a Lady on Fire(原題)」フランス
「Retablo(原題)」ペルー
「The Souvenir(原題)」イギリス