「フォードVSフェラーリ」M・デイモン&C・ベール、そろってアカデミー賞主演男優部門で勝負
2019年10月28日 11:00

[映画.com ニュース] 「フォードVSフェラーリ」で初共演を果たしたマット・デイモンとクリスチャン・ベールが、来年のアカデミー賞でいずれも主演男優賞候補として売り出されることが明らかになった。米Deadlineが報じている。
「フォードVSフェラーリ」(ジェームズ・マンゴールド監督)は、1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いた実話ドラマ。チームを率いるエンジニアのキャロル・シェルビーをデイモン、破天荒なレーサーのケン・マイルズをベールが演じている。限られた時間とフォード上層部からの絶え間ない干渉のなか、シェルビーとマイルズが力を合わせて困難に挑むというストーリーで、ふたりはダブル主演を果たしている。
ハリウッドでは1作品に同性2人の主演俳優が存在する場合、アカデミー賞などの映画賞では主演と助演に分けて申請をするのが通例となっている。2人がそろって同一カテゴリーで申請すると票が割れ、ノミネート獲得の確率が低くなってしまうためだ。
クエンティン・タランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」に関しても、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットのダブル主演映画として売り出されているものの、ディカプリオを主演男優、ピットを助演男優として申請しているという。
そんななか、「フォードVSフェラーリ」を配給する20世紀フォックスは、デイモンとベールをそろって主演男優として申請することを決めた模様。今年は「ジョーカー」のホアキン・フェニックスをはじめ、アダム・ドライバー、アダム・サンドラー、エディ・マーフィー、アントニオ・バンデラス、タロン・エガートン、ロバート・パティンソンら高評価を得ている主演俳優が多数いるなかで、同作の2人が揃ってノミネートを果たすことができるかに注目が集まる。
アカデミー賞の主演賞部門に2人そろってノミネートされた最後の作品は「テルマ&ルイーズ」(1991)のスーザン・サランドンとジーナ・デイビス。主演男優賞となると「アマデウス」(84)のトム・ハルスとF・マーレイ・エイブラハムまでさかのぼる(エイブラハムは主演男優賞を受賞)。

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