大沢たかお「AI崩壊」主題歌はAIの書き下ろし楽曲! 決死の逃亡劇おさめた予告公開
2019年10月28日 07:00

[映画.com ニュース] 俳優の大沢たかおと入江悠監督がタッグを組んだ映画「AI崩壊」の主題歌が、シンガーソングライター・AIの書き下ろし楽曲「僕らを待つ場所」に決定した。あわせて、主題歌が流れる予告編とポスタービジュアルがお披露目。AI(人工知能)による生きる価値のない人間の選別と殺りくが、サスペンスフルに映し出されている。
10年後の日本を舞台に、年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴など国民のあらゆる個人データを管理する医療AI「のぞみ」が暴走し、やがて想像を絶する大惨事へと発展していくさまを描き出す。大沢がAIを開発した天才科学者・桐生浩介を演じ、賀来賢人が桐生の義理の弟でAIの管理・運営をしている西村悟役、岩田剛典が警察庁のエースである若き管理官・桜庭誠役、広瀬アリスが刑事・奥瀬久未役、松嶋菜々子が桐生の妻・望役、三浦友和が所轄のベテラン刑事・合田京一役を担う。そのほか、高嶋政宏、芦名星、玉城ティナ、余貴美子ら豪華俳優陣が顔をそろえた。
予告編の冒頭では、AIが国民の生活に不可欠となった2030年の日本を活写。しかしAIが原因不明の暴走を始め、日本中がパニックに陥ると、開発者の桐生に疑いの目が向けられてしまう。桐生が亡き妻との約束を胸に決死の逃亡劇を繰り広げるなかで、様々な人間の思惑が絡み合っていく。桐生の「これからもっと最悪なことになる」という叫びが、衝撃の結末を予感させる映像が完成した。
主題歌について、大沢は「優しくも力強さのあるAIさんの人間味溢れる歌声と、人の温もりを感じるようなメロディー、歌詞にもぜひ注目してください」とアピール。北島直明プロデューサーは「『AI』がテーマの映画だからAIさんにオファーしたわけではありません(笑)」といい、「本作は『AI VS 人間』という映画ではなく、人間はAIを扱えるほどに成熟しているのだろうか? という、『AIを取り扱う人間』を描いた作品です。ソウルフルなシンガー、AIさんが持つ人間のエネルギーこそが、この映画のテーマです」とオファーの理由を明かした。
AIは機械的な音を避け、温かい生の声を伝えたかったと述懐。「この曲を歌う時に感情的になりまくってまして、なかなかレコーディングが進まなかったです。今までで一番泣いたかも」とコメントを寄せた。
「AI崩壊」は、2020年1月31日から全国で公開。
(C)2019「AI崩壊」製作委員会
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