ジェームズ・ガン、原点回帰のホラーを「気に入った」 プロデュース作に“ファミリー”集結
2019年10月26日 11:00
[映画.com ニュース] 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督が製作を務めた「ブライトバーン 恐怖の拡散者」が、11月15日から全国公開される。ガン監督の弟であるブライアン・ガンと、いとこのマーク・ガンが脚本を担当しており、まさに“ファミリー集結”といえる本作について、ガン監督が語った。
「インバージョン 転移」のデビッド・ヤロベスキーがメガホンをとった本作。母親になる夢を抱いているものの、なかなか子どもができずに悩んでいたトーリ(エリザベス・バンクス)のもとに、ある時、謎めいた赤ちゃんがやってくる。赤ちゃんはブランドンと名づけられ、聡明で才能にあふれ、好奇心旺盛な子どもへと成長。トーリと夫カイル(デビッド・デンマン)にとっても、かけがえのない存在になっていく。しかし、12歳になったブランドンは異常な力を発揮し始め、カンザス州ブライトバーンを恐怖に陥れていく。
ガン監督は「悪魔の毒々モンスター」などで知られるトロマ・エンターテインメントにて、低予算映画の製作をしながらキャリアをスタートさせた。その後、「スク―ビー・ドゥー」「ドーン・オブ・ザ・デッド」の脚本で頭角を表したのち、「スリザー」「スーパー!」などの監督作で世界中のジャンル映画ファンを魅了。マーベル・スタジオで「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、続編の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」をヒットさせ、世界的有名監督の仲間入りを果たした。
久々にホラー作品に“原点回帰”したガン監督は「この映画を気に入ったよ。スーパーヒーローのジャンルなのに、まったく新しい解釈だったんだ。僕たちが見たことのないものであり、純粋なホラーの角度から見たスーパーヒーロー映画になっている」と自信をにじませ、「スーパーヒーロー神話をもっと誠実に描いているんだ」と解説する。
脚本を手掛けた2人も「ホラー前提の物語に、スーパーパワーを混ぜ合わせるのはとても楽しい作業だった。これまでにほとんど混ざり合ったことのない、異なる2つのジャンルをミックスさせるチャンスだったからね」と本作での挑戦について語っている。
「ブライトバーン 恐怖の拡散者」は11月15日から全国公開。
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