リー・ダニエルズ監督のビリー・ホリデイ伝記映画のキャストが決定
2019年9月20日 11:00

[映画.com ニュース] 「プレシャス」「大統領の執事の涙」のリー・ダニエルズが監督・プロデュースを手がける、歌手ビリー・ホリデイの伝記映画「The United States vs. Billie Holiday(原題)」のキャストが明らかになった。
ホリデー役を演じるのは、グラミー賞にノミネートされたシンガーソングライターのアンドラ・デイ。米Deadlineによれば、ほかに「ムーンライト」「バード・ボックス」のトレバンテ・ローズ、「マッドバウンド 哀しき友情」「オン・ザ・ロード」のギャレット・ヘドランド、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」「ロシアン・ドール 謎のタイムループ」のナターシャ・リオン、「ルディ・レイ・ムーア」のダバイン・ジョイ・ランドルフが共演する。
1959年に44歳の若さで死去したホリデイは、サラ・ボーン、エラ・フィッツジェラルドとともに3大女性ジャズ・ボーカリストと称された名歌手。生涯を通じて人種差別や性差別と戦う一方で、薬物やアルコール依存に苦しみ、連邦麻薬取締局の黒人捜査官ジミー・フレッチャー率いる潜入捜査の標的にされて、フレッチャーとは恋愛関係になった。
映画は、名声や依存症、裏切りと失恋に打ちのめされるホリディの実像に迫る。ヨハン・ハリ著のノンフィクション書籍「Chasing the Scream: The First & Last Days of the War on Drugs(原題)」を下敷きに、ピュリッツァー賞受賞の劇作家スーザン=ロリ・パークスが脚本を執筆している。
音楽は、BAFTAにノミネートされた作曲家クリストファー・ガンニングが引退を撤回してオリジナル楽曲を書き下ろし、故エイミー・ワインハウスの作品で知られるプロデューサーのサラーム・レミが監修を手がける。「The United States vs. Billie Holiday(原題)」はカナダ・モントリオールで10月クランクインする。
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