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「RADWIMPS」野田洋次郎×上白石萌音「楽園」主題歌でコラボ! 本予告完成

2019年8月28日 07:00

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主題歌のタイトルは「一縷(いちる)」
主題歌のタイトルは「一縷(いちる)」
(C)2019「楽園」製作委員会

[映画.com ニュース]綾野剛杉咲花佐藤浩市が共演し、瀬々敬久監督がメガホンをとった映画「楽園」の本予告映像と本ポスターが、このほどお披露目された。あわせて、主題歌情報も発表。タイトルは「一縷(いちる)」となり、人気ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎が作詞、作曲、プロデュースを手がけ、女優の上白石萌音が歌唱を担当していることがわかった。

悪人」「怒り」などで知られる吉田修一氏の小説「犯罪小説集」を基に、「64 ロクヨン」「友罪」などの瀬々監督が映画化。ある夏の日、青田に囲まれたY字路で幼女誘拐事件が起こった。事件は未解決となり、事件直前まで被害者と一緒にいた親友・湯川紡(杉咲)は心に深い傷を負ってしまう。12年後、再び少女が行方不明となり、町営住宅で暮らす中村豪士(綾野)が容疑者として浮上。一方、Y字路に続く集落では、養蜂家・田中善次郎(佐藤)が、些細なことから村八分状態にされてしまう。人はなぜ罪を犯すのか、そしてなぜ自分だけが生き残ってしまったのか。それぞれの人生が交錯するとき、物語は衝撃のラストへと導かれる。

新海誠監督作「君の名は。」(2016)の公開当時には、ヒロイン・宮水三葉を演じた上白石が、主題歌のひとつでもある「RADWIMPS」の「なんでもないや」をカバーし大きな話題を呼んでいた。そして、同作以来3年ぶりとなる「楽園」で、野田は上白石に初めて楽曲を書き下ろすことに。本予告映像で披露されている「一縷」は、登場人物たちが探し求めた“ひとすじの光”のような美しい旋律が響き渡っている。

本ポスター
本ポスター
(C)2019「楽園」製作委員会

「初めてこの楽曲をいただいた時、部屋にこもって正座して聴いたのですが、気づいたら泣いていました」と振り返る上白石。「まさに、小さい光が差したような気がしたんです。洋次郎さんが、映画を見終わった人の小さな“救い”や“光”になればという気持ちが、もう最初に私の“光”になっていて『なんという名曲を歌うことになってしまったんだろう』と思ったのを覚えていますし、洋次郎さんに曲を書いていただくことが、私の夢のひとつだったので、今回それが叶ってとても幸せです」と語っている。

上白石に対して「初めて歌うように、この曲を歌って欲しい」とアドバイスしていた野田は、「萌音さんには、今回初めて楽曲を書かせていただきましたが、声優もされていて、もちろん女優としての表現力もあるからこそ、自分の声を知り尽くしていて緻密さ、大胆さも、縦横無尽に表現できる。僕も学ぶことが多いレコーディングでした」と述懐。「『楽園』という映画によって、萌音さんとまたこうして引き合わせてもらえたことがうれしいし、この曲が制作できたことが幸せです。僕にとっても大事な曲になると、この手応えを感じながら制作していました。聴いてくれる方々の人生と、一緒に育っていってくれたらうれしいです」とコメントを寄せている。

楽園」は、10月18日から全国公開。

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