「007」シリーズ最新作正式タイトルは「NO TIME TO DIE」に 2020年4月公開
2019年8月21日 18:15

同作の製作陣は8月20日(現地時間)、ジェームズ・ボンドがスクリーンを歩いて横切り、振り向きざまに銃を撃つという有名なオープニング、通称「ガンバレル・シークエンス」を模した短い動画を公式Twitterに投稿。タキシード姿でゆっくりとフレームを横切るダニエル・クレイグからズームバックするようにカメラが引いていくと、画面いっぱいにタイトルが浮かび上がるという粋な演出には、すでに多くのファンから絶賛のコメントが相次いで寄せられている。
タイトルと併せて発表されたあらすじによると、「現役を退き、ジャマイカで平穏な暮らしを満喫していたボンド(クレイグ)のもとに、旧友のCIA局員フェリックス・ライター(ジェフリー・ライト)が助けを求めて現れる。だが、誘拐された科学者を救出するという一見簡単な任務に乗り出したボンドを待ち受けていたのは、恐るべき新技術を武器に世界を混乱に陥れようとする謎の悪者だった」とのこと。
ちなみに米ハリウッド・レポーターは、シリーズ中4作目となる「Die(ダイ)」をフィーチャーしたタイトル(他に「007/死ぬのは奴らだ」「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」「007 ダイ・アナザー・デイ」)であることや、タイトルに70年代風の字体を使用していることを挙げ、リアルさ重視のシリアスな作風を特徴とするクレイグ主演の前4作とは違い、ロジャー・ムーアやピアース・ブロスナン時代のより軽妙なタッチに立ち返った作品になるのではないかと推測している。
シリーズベテランのニール・バービス&ロバート・ウェイドによる脚本を、スコット・Z・バーンズ(「ボーン・アルティメイタム」)とフィービー・ウォーラー=ブリッジがリライト。「クリエイティブ面での相違」を理由に降板したダニー・ボイル監督からメガホンを引き継いだキャリー・ジョージ・フクナガが監督を務める同作には、クレイグとライトのほか、M役のレイフ・ファインズ、マニーペニー役のナオミ・ハリス、Q役のベン・ウィショー、ロリー・キニア、レア・セドゥーらおなじみの面々が続投するのに加えて、「ボヘミアン・ラプソディ」でアカデミー賞主演男優賞に輝いたラミ・マレックが悪役として新たに参戦。また、同じくオスカー俳優のクリストフ・ワルツが、ブロフェルド役で再登場を果たすことが決まっている。
「007」シリーズ25作目となる「No Time to Die(原題)」は、2020年4月全国公開。
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