村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」舞台化! 成河×渡辺大知×門脇麦が村上ワールドに挑む
2019年8月4日 17:00

[映画.com ニュース]村上春樹の長編小説「ねじまき鳥クロニクル」が舞台化されることが決定した。成河、渡辺大知が主人公・岡田トオルを2人で演じるほか、門脇麦、銀粉蝶、吹越満、大貫勇輔、徳永えり、松岡広大、成田亜佑美、さとうこうじという個性豊かな面々が共演する。
イスラエルの奇才インバル・ピントが演出、美術、振付を手掛け、演劇団体「マームとジプシー」を主宰する藤田貴大と新鋭アミール・クリガーが共同で演出と脚本を担う本作。世界的な即興演奏家で、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」やNHK大河ドラマ「いだてん」の音楽でも知られる大友良英をはじめ、イトケン、江川良子が生演奏を担当する。さらに、大宮大奨、加賀谷一肇、川合ロン、笹本龍史、東海林靖志、鈴木美奈子、西山友貴、皆川まゆむという日本のコンテンポラリーダンス界を代表するダンサーが集結した。
成河と渡辺はダブルキャストではなく、妻の失踪をきっかけに、奇妙な出来事に巻き込まれていく岡田トオルという人物の多面性を2人で表現していく。“演劇モンスター”の異名を持ち、「カツベン!」が控える成河は「インバルともう一度作品づくりをしたい、特に初演となる作品のクリエイションに参加したいと常々思っていたので、念願が叶ったという思いです」と喜びを語る。さらに「今回の村上春樹さんの原作はとにかく大ボリュームで、果てしない迷宮。これはちょっと前人未到の演劇製作になるぞと武者震いをしています」と意気込んだ。

ロックバンド「黒猫チェルシー」のボーカルであり、「勝手にふるえてろ」「寝ても覚めても」など俳優としても進境著しい渡辺は、「壮大な精神世界を描いた『ねじまき鳥クロニクル』の舞台化に、胸が熱くなっております。出演させてもらえることを心から光栄に思います。お話を頂いた時は、あまりにも衝撃だったので嘘なんじゃないかと不安にもなりましたが、自分なりにアイディアを出しながら使えるものを全部使って精一杯楽しんでやろうと思っております」とコメントを寄せた。
ある事情から不登校となった女子高生・笠原メイを演じるのは、「チワワちゃん」「さよならくちびる」など出演作が相次ぐ実力派・門脇。「念願の初インバル作品。初めて彼女の作品を見た時、その吸引力に圧倒され、いつかご一緒出来たらなとずっと思い続けてきました」と振り返り、「難解な原作ではありますが皆様と手を取り合い、果敢に村上ワールドを彷徨いながら、私たちのねじまき鳥を探せたら良いなと思っております」と思いを明かした。
舞台「ねじまき鳥クロニクル」は、2020年の2月上旬~3月1日に東京芸術劇場プレイハウスで上演。チケットの一般発売は11月2日に開始予定で、詳細は公式サイト(https://horipro-stage.jp/stage/nejimaki2020/)で確認できる。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

タルサ・キング
【この絶品、まだ観てないの!?】中毒者、大量発生中!!超爆裂ヒット&世界記録樹立の“極大刺激作”
提供:JCOM株式会社

死霊館 最後の儀式
【今年のホラーを締める“頂上決戦”】怖い!楽しい!観たことない!! “すんごい”ラスボスを祓え!!
提供:ワーナー・ブラザース映画

愚か者の身分
【好きで好きで、たまらない一作に出合いました】北村匠海×林裕太×綾野剛の絆が、愛おしくて狂いそう
提供:THE SEVEN、ショウゲート

てっぺんの向こうにあなたがいる
【映画出演124本目の最新作】人生を心から楽しむ“彼女”が、生きる力をくれる――
提供:キノフィルムズ

なんだこの映画は…!!
【いやめちゃくちゃ面白かった!!!】音、物語、ビジュアル、全て高品質の“強”推奨作!!
提供:ディズニー

この衝撃作を知ってるか?
“大注目ドキュメンタリー”の魅力を語ってきた!
提供:ラビットハウス、ミュート