チワワちゃん
劇場公開日:2019年1月18日
解説
「ヘルタースケルター」「リバーズ・エッジ」など、1980~90年代にかけて数多くの人気作品を送り出した漫画家の岡崎京子が94年に発表した「チワワちゃん」を実写映画化。SNSが普及した現代の東京を舞台に、門脇麦、成田凌、寛一郎、玉城ティナ、吉田志織、村上虹郎らが演じる若者たちが繰り広げる青春を描いた群像劇。監督は、自主映画「SLUM-POLIS」などで注目され、「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ」で商業デビューした弱冠27歳の新鋭・二宮健。ある若者グループのマスコット的存在で「チワワ」と呼ばれていた女性が、バラバラ遺体となって東京湾で発見される。チワワの元彼や親友など残された仲間たちは、それぞれがチワワとの思い出を語り出すが、そこで明らかになったのは、チワワの本名も境遇を誰も知らないまま、毎日バカ騒ぎをしていたということだった。
2019年製作/104分/R15+/日本
配給:KADOKAWA
スタッフ・キャスト
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なぜか「偉大なるギャツビー」の直後に見てしまった。別にパーティー映画好きじゃないです笑
原作である岡崎京子の作品がそうであるように、作品を囲む手触りが重要で、逆にいえば他は特に重要視しなくていい映画だと感じましたね。あーチワワちゃんかわいいなぁ、輝いてんなぁ、キラキラしてんなぁ。映像キレイだなぁ。楽しそうだなぁ。なんか虚しいなぁ。
例えばそこからプロットが奇跡的な展開を見せて驚いたりとか、すごく示唆深い見せ場や名セリフがあったりとか、そう言うことじゃないんだと思います。若い子達が若さに任せて遊んでて、でもそんなことはいつまでも続かなくて、キレイで、虚しくて。それを、ある一視点から描き切ったと言うことに、この映画の価値があるんだと思います。
MVみたいな映画、いいじゃないですか。キレイで楽しかったですよ。ちゃんと虚しかったし。若いっていいよなー(小並感)
2022年7月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
2022.53本目
最初から最後まで、とにかく青春がつまってる!
キラキラした絵とチワワに、目が釘付けになった!
どんな人だって、表に出ている部分はほんの1部に過ぎない。友達やメディアがチワワについて、あーでもないこーでもないと考察したり本当のチワワを探そうとしても、本当のチワワはチワワにしかわからないよね
(チワワにだって、本当の自分なんて分からないかも)
私は、友達や家族や恋人には話せないヤバいことが沢山あるので、チワワのように急に死んでしまって色んな人に話を聞きに回られたり家宅捜索なんてされてしまったら「この人の本当の顔は…!?」と絶対になるのだろうなって思った笑
最後、一人一人が本名と出身地を言っていくのが、ペルソナを剥がして本人として向き合ってくれているような気がしてとてもよかった。
ちょこちょこ、ダンスパートがあったり、寸劇パートがあったり、面白い演出あって、私は楽しかった!
演者、みんなめっちゃくちゃ良かった!!
成田凌はいつも通り、クズ男役がこれでもかってくらいハマる…!笑 安定の成田凌!
最後の方のシーン、虚無感がすごかったのと同時に、ちゃんとチワワを愛してたんだろうなっていうのが伝わってきた。
玉城ティナ、チワワとのキスシーンめちゃくちゃ可愛い…!泣き顔の崩れ方がとてもよかった。
あと個人的に、長井くんめちゃくちゃ好き!!笑
「この楽しい時間が続くって思った時が、もうみんなで集まらないってことの予兆なんだよ」
2022年3月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
映画評価:55点
一体、チワワちゃんに何があったのか。
どうしてしまったのか。
それは、きっと判らない。
でも、
各々のキャラクターから見えたチワワちゃんは、
全部違って、全部チワワちゃん。
そうやって主観と客観で自分は構成されてるんだと
改めて感じた。
憂鬱な展開なのに、
チワワちゃんの明るさで
何故か重々しくもなく見れる。
それが魅力ってやつなのか?
正直、私の人生とはノリもテンションも違うので
感情移入は出来ないのですが、、
色々考えさせられました。
【2022.3.18観賞】
2022年2月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD